kenbunroku

風景写真家/Artist

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タペストリー 「オホーツクの海」完成!

梅雨の真っただ中なのに、テレビでは連日、熱中症への注意喚起が続いている。幸い我が家では夜になると涼しい風が吹いて睡眠は充分とれていますが、こんな気候が毎年続くのではやっぱり堪らない。桜に限らず花の時期がほぼ一週間単位でどんどん早まって行くし、どうやら山でも多少そのような傾向がありそうです。登山初心者の私が(この歳で)高山植物と山の風景に魅了されたのは良いとしても、花の時期がどんどんずれていったのでは何を目安にして日程を組んだらよいか、ますますわからなくなります。 今年も鳥海

    • 2024春、雑感

      3月から4月にかけて(私としては)忙しく過ごしてきて、NOTEを書くことも忘れていた。 約2か月分を、思い出しながら書いてみたい。 山形のオリエンタルカーペット訪問から松本への写真展訪問旅行、それにまつわるTuffting Activityなど、気が付いたらそのまま桜狂騒曲に突入していた。今年も一斉に咲く桜たちに翻弄されている。 山形緞通 春の工房祭り 訪問旅行秋の「山形のものづくり」の案内はがきが、家の中で迷子になったようで開いて見たときにはもう日にちが過ぎていた事も有っ

      • 自家用に絨毯を作った話

        今年は元日から震災、津波、航空機事故と立て続けに災害や事故が発生してお正月らしい雰囲気もどこかに飛んで行ってしまいました。 事故に遭われた方、今なお、各地で避難されておられる方々にお見舞い申し上げます。 我が家も昨年末に両親を介護施設に入居させることになり、今年の正月は久しぶりに夫婦二人でさびしい正月を過ごす事と思っていたら、息子がインフルエンザにり患し、年末年始スキーの予定が狂ったらしく急遽親子三人の正月になりました。「禍福はあざなえる縄のごとし」と言うか、いやいやインフ

        • 鳥海湖に行ってきました。

          初めて登った鳥海湖はまだ残雪の中、御浜小屋付近のお花たちはこれからもっと咲くのでしょうね。また行ってみたいと思います。 今日の話題はAIについて。Noteのお題「#AIとやってみた」は7000件を超える応募があって、とても読み切れない(笑) 私は、TufftingにAIを活用すると言う視点でNoteしてみます。 今年も秋のクラフト市に出展して、ウクライナ支援の寄付を募ろうかと思っています。展示用の大型(3mx2m)の作品は、昨年秋から作り始めて前の記事にあるように出来上が

        タペストリー 「オホーツクの海」完成!

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        • タフティング
          32本

        記事

          タイトルは「月山」としました。

          月山に初めて行ったのは2022年10月でした。月山道路から下に紅葉を見て大きく撮った一枚の写真が上のタイトルバックです。あたり一面の紅葉の中、落葉した木々の枝が白く存在を主張しています。 今回はこの絵をもとに製作しました。(実際には裏側から打ち込んでいきますから左右反転した下絵をもとにします) これから深い雪の中で眠りにつく、落葉した、それでも生気溢れる木々を生き生きと表現したいと木と枝の部分には随分と時間がかかりました。 ここまで来るとあとは地の部分を埋める作業なので一

          タイトルは「月山」としました。

          流氷を追って

          はじめに以前から北海道には何度か来ていた。50歳を超えて初めてバイクの免許を取った時いつかは北海道の大地を自分のバイクで走ってみたい、とか、大人の休日倶楽部の会員パスが始まった時など。 写真撮影を退職後の趣味にしようとして、さて何を撮りましょうか、、、 始めたばかりの時、特に冬は被写体を見つけることが難しくて、、 寒い時はいっそ、もっと寒いところに行くと何か見つけられるのではないかと思った。 そんな風に思いついたときに、車で、列車で、レンタカーで、一人で北海道に出かけてはいろ

          流氷を追って

          タフティングワークショップをした話

          (2022年)10月8日と9日の2日間、盛岡歴史文化館でタフティングワークショップを行いました。上の写真が私のブースです。背景用に大判作品2点を 飾ってもらいました。家族以外では初お披露目です。 2月のロシアによるウクライナ侵攻に対して、自分なりに何かウクライナ市民への支援ができないかと、小さなラグを作りました。 このラグを買っていただき売上金をユニセフ経由ウクライナ支援に送ろうと考えました。たまたま話が繋がってこのイベントに参加する事になりました。ただ、販売するにしても

          タフティングワークショップをした話

          いよいよ紅葉シーズンのはじまり、か?

          三ツ石山に登ってきました。9月25日日曜日、予報では前日の夕方から晴れると言っていたので、早めに登って日の出に間に合うように、早すぎたら星も良いかな、などと胸算用して午前0時に家を出た。2度目の早朝??(まだ夜ですね)登山、前回は朝3時に登り始めたのに途中でペースが落ちて登りきる前に日が昇ってしまったので今回は午前1時前から登頂開始、真っ暗で足元がおぼつかないので慎重に。 3時30分 三ツ石山山頂に到着、先客はおひとりカメラマン。星も出ていますが、岩手山のまわりに雲がかかっ

          いよいよ紅葉シーズンのはじまり、か?

          夏らしい夏はどこに行ったの?

          四国に住む友人が、毎日暑くて死にそうだ、と言っていたが、東北の私の街は8月に入ってから今日までまともに晴れた記憶が無い。正確を期そうと過去の天気を検索したら一日中晴れた日が4日、午前中だけ晴れた日を入れても6日、今日は8月27日(雨)なので残りの21日は曇りか雨だったわけで、ついでに数えたらその内14日間は雨が降っていた。 お盆を過ぎると急に寒くなると言うのがこちらの短い夏なのにこんなに雨ばかりでは、「夏は暑い」という一般通念さえ疑わしくなる。 暑くて夜も寝苦しいと言う、電

          夏らしい夏はどこに行ったの?

          サイズが小さくても侮ってはいけない話

          雨の合間を縫って近所の散歩を続けています。公園近くの歩道の法面を芙蓉の花が彩っています。お散歩のお供はiPhoneですが、改めて機材を持ち出して撮影してきました。 ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、新聞やテレビを見る時間が増えました。夜のプライムニュースはビデオに撮って、翌日夕方から軍事専門家の解説を聞き、新聞の解説を読み、ついに世界地図まで購入する始末。 ちょうど2m四方の「神坂雪佳の「海路」」も完成したところだったので、今度は小さな作品を作ろうかなと考えました。

          サイズが小さくても侮ってはいけない話

          聖地巡礼

          独学と言うか、見よう見真似でTuftingを始めたのは良いのですが、独りよがりになることが怖いところです。「そもそも絨毯は、」などと一括りに出来るほど歴史の浅いものではなく図書館の本で数冊見ただけでも産地や製法、呼び名も様々でした。 FacebookにTufting関連グループが幾つか有って、またYoutubeでも沢山動画があるのですが、いずれも私の目指す方向とはちょっと違う気がしています。  そんな中、山形緞通、オリエンタルカーペット株式会社、を見つけました。 昨年の秋

          聖地巡礼

          春は、行きつ戻りつ

          友人に誘われてザゼンソウと水芭蕉を撮影しに行きました。小さな群生地で見つけた花は写真のように良い状態で咲いていました。少し時期が遅れると白い仏炎苞の先端が霜やけなどで変色してしまったり泥がついてしまったりします。 少し足を延ばして大きな群落のある場所に行ってみたけど、そちらはまだまだ雪の中でした。今年は雪が多かったですね。 神坂雪佳の「海路」、毛糸の打ち込み完了です。 そのままバックシートを貼って完成と行きたかったのですが、あるはずと思い込んでいたバックシートが無く、全く

          春は、行きつ戻りつ

          八重樫季良さんの作品展に行って来た

          おとといの岩手日報の記事を見て北上市まで出かけて来た。 「障害者アーティスト故八重樫季良さん 幾何学の美 地元初披露」 というタイトルで作品展を伝えている。 そのアーティストの絵が無数の直線で表現されていることが紹介されている。 会場では、多くの作品が展示され、また時代と共に障害者への社会の接し方が変わってきた様子などもわかりやすく展示されていた。 私自身は、タフティングで斜めの線に苦戦中であることも含めてこのアーティストから何らかのインスピレーションを得られればと言う思い

          八重樫季良さんの作品展に行って来た

          タフティングガンが壊れた話その2

          散歩の途中で見るつららのある山小屋風の家、この付近は比較的早い時期に建てられたらしく周りの家にもそれなりにつららができています。最近の家は断熱が良くなってつららそのものが出来ないのでおおよそ建てた時期がわかります。 前回の記事のタイトルを「・・・その1」としたのは、単に修理完了まではまだ数回のやり取りがありそうだと思ったからで、今日その続きを書こうと思ったわけでは、もちろんありません。 新しいガンが届いているので修理に時間がかかっても問題なしと思っていたからでもあります。

          タフティングガンが壊れた話その2

          タフティングガンが壊れた話その1

          今まで使っていたタフティングガンが壊れて糸が切れなくなった件、 春節で(2週間ほど)会社がお休みになっているけれどメールで出した修理依頼には、休み明けになるがすぐに対応しますと返信があった。 送り返して送料と時間をかけるのもどうかと思って折れた板バネを送ってもらおうと考えていたら、向こうも部品と動画を送ることを提案してきた。 そのやり取りの前に、保証期間が1年間ということもあって、アマゾンの購入履歴から購入明細を確認していた。昨年3月に購入¥ 36,000  再度購入で見る

          タフティングガンが壊れた話その1

          神坂雪佳の「海路」に苦戦中、タフティングガンが壊れた話など

          神坂雪佳の海路のデザインですが、実際に制作を始めてみると、ほとんどすべてが斜めの線で出来ていて、これが結構難物であると知りました。 タフティングガンは基布の横糸を下から上に(あるいは逆に上から下に)毛糸をU字型に順次渡していきます。基布の経糸を右から左に(あるいは逆に左から右に)渡していくのですが、斜めの線は基布の網目を斜めに渡っていくので、中々まっすぐな直線?にならずへなへなと曲がってしまいます。 ある程度幅のある図(斜め線)は、下から上に縦線を引き、埋めていく事で表現

          神坂雪佳の「海路」に苦戦中、タフティングガンが壊れた話など