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神坂雪佳の「海路」に苦戦中、タフティングガンが壊れた話など

神坂雪佳の海路のデザインですが、実際に制作を始めてみると、ほとんどすべてが斜めの線で出来ていて、これが結構難物であると知りました。

タフティングガンは基布の横糸を下から上に(あるいは逆に上から下に)毛糸をU字型に順次渡していきます。基布の経糸を右から左に(あるいは逆に左から右に)渡していくのですが、斜めの線は基布の網目を斜めに渡っていくので、中々まっすぐな直線?にならずへなへなと曲がってしまいます。

作業側

ある程度幅のある図(斜め線)は、下から上に縦線を引き、埋めていく事で表現が可能ですが、細い斜め線は、斜めの線を2本、3本と引いて幅を埋めますがこれが揃いません。曲がった線と線の間が空き、あるいは重なり、それを埋めようとしてまた曲がる、悪戦苦闘です。

上の写真は、ちょっと見栄を張ってあまりひどくない処を写していますが、中々厳しいものがあります。
これも修行と、慣れるしかないとは思うのですが思ったように斜めの線が走らないときは多少へこみます。まぁ、そんな時はまっすぐな縦の線を選んで引いて気分転換をしますね。

ハサミを開閉する板バネが折れてしまった。

そんな時、急に毛糸が切れなくなってしまったのです。床に板バネが落ちていたので機械を見たらハサミがスライドする際に刃を開閉するための板バネが折れてしまったと気づきました。
この機械は昨年アマゾンから購入したもので1年間の無償保証がついているので購入した日付を見たら昨年3月だったので保証期間中でちょっと安心。

春節(フリー素材から頂きました)

そう言えば中国は春節、購入先もちょうど今日から2月7日までお休みとありました。こちらも急ぐ話でもないので故障の症状や購入証明などをメールで送って置きました。

アマゾンの購入履歴を見たら昨年3月に購入した時の価格は35000円ほど、「もう一度買う」で見ると今なら15000円と半値以下になっています。
それにどうも日本に在庫があるようで、明日には届くようです。
少し迷いましたが結局ポチッとしてしまいました。

タフティングガンもそれだけポピュラーになって日本でも売れているという事なんでしょうか。それにしてもアマゾンと言いこの事業者と言い、一年足らずの間に日本の中に在庫を置き競争力のある価格にするなど機を見るに敏ですね。修理や補修部品についても良い対応を期待していいのでしょうか?

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