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八重樫季良さんの作品展に行って来た

おとといの岩手日報の記事を見て北上市まで出かけて来た。
「障害者アーティスト故八重樫季良さん 幾何学の美 地元初披露」
というタイトルで作品展を伝えている。
そのアーティストの絵が無数の直線で表現されていることが紹介されている。

感想を書いた人へのお土産にいただいたクリアホルダー

会場では、多くの作品が展示され、また時代と共に障害者への社会の接し方が変わってきた様子などもわかりやすく展示されていた。
私自身は、タフティングで斜めの線に苦戦中であることも含めてこのアーティストから何らかのインスピレーションを得られればと言う思いで特に障害者アートという括りで出かけた訳では無かった。

八重樫季良さんの活動拠点のるんびにい美術館については何度か訪れているのでもしかすると以前にも作品を見ていたかも知れない。
とても色遣いが力強く明るい印象だった気がする。

今回の展示では、上の作品の写真にもあるように白の四角な箱?がとても気になった。絵を書き始めた最初の頃はくるまをイメージさせるような絵から、ある時期から家や建物をイメージさせる白い四角が出て来たと言う。
私の感覚では、白い箱が白いままで幾つもあちこちに散らばっているとなんだか落ち着かなくて、それぞれ何かの色で塗りつぶしたくなったり、あるいは同じアーティストの作品でも白い箱の無い作品を選びそうに思う。
でも作家の中ではそれらの白い箱は昇華されて、家並みやビルやブラインドの下りた窓など、もしかすると人々の様々な営みを暗示しているのかも知れない。それらの白い箱を囲む明るい色たちが未来や希望などを表現しているかのように感じられて、見ている私にはそんな風に伝わってきた。

八重樫季良(やえがしきよし)さん作品展
二子地区交流センター
住所  岩手県北上市二子町鳥喰前49番地4
電話番号・ファクス 0197-66-2050(共通)
2月8日まで 9時から16時まで
また、るんびにい美術館では、「ルンビニック・アーティスツ!&一灯窯新作陶展2022」を2月4日から5月9日まで開催しているそうです。

ルンビニック・アーティスツ!&一灯窯新作陶展2022
るんびにい美術館パンフレット

素敵な時間をありがとうございました。八重樫季良さん、展示に関わった皆さん。もしかするとご案内いただいたのは妹の八重樫智子さんだったのでしょうか。 ありがとうございました。

さて、頑張ろう、継続は力なり、(笑)

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