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そういえば、私は博報堂社員になりたかったんだ

あの、私、感性がときに鋭かったり、ときに鈍感だったり。その振れ幅が大きいのですよ。今朝、あることに気づき「俺は今、最高に感動している」的にジワリと。

ここ数ヶ月で・・・

博報堂生活総合研究所のこの本に寄稿し。

『博報堂生活総研のキラーデータで語るリアル平成史』(博報堂生活総合研究所・編 星海社)

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先日、拙稿が載った雑誌『広告』最新号が発売され。

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前者は日本のサラリーマンの平成史、後者はプロレスについてファン視点から社会学視点まで縦横無尽に書き。後者について尊敬する友人、メガバンク勤務の慎一君から「届いたぞ」というメッセが一橋大学93年入学語学15クラスのグループに届き。大学時代にお世話になった一橋大学名誉教授早川武彦先生からも「届いたよ」と電話があり。胸がいっぱいになりました。

これだけで感動なんですけど。「そうか、大学卒業25年イヤーに博報堂関連の書籍、媒体に立て続けに原稿が載ったんだ」ということに今さら気づき。感動で涙ですよ。

要するに、僕は、博報堂で働きたかった。

そういうことなんですよ。就活のときにOB訪問で感動し。僕は広告代理店に行きたかったのではなく、博報堂に行きたかったのだ、と。

一応、納得してリクルートに入り。様々な喜怒哀楽もありましたが、良い出会いも多数あり。次につながる経験もできました。

でも、在籍した8年半にわたり、いやバンダイ時代の3年半もそうですけど。その後のベンチャーもそうですけど。約15年間の会社員生活においては「博報堂の社員ではない俺」「もし博報堂で働いていたらどんな自分になっていたんだろう」と妄想し、時に嫉妬していました。

実際、博報堂で働いていた中川淳一郎や先輩などの姿は眩しく。今も、勤務先の大学に他学部には博報堂出身者がおり。かっこいいなあ、と。

「そうだ、マーケティング、クリエイティブに詳しくなれば、スカウトされるかも」とバカなことを考え、20代前半の頃は、当時まだ発売されていたマドラ出版の『広告批評』を毎月買い、熟読し。「熱心な読者になれば、スカウトされるかも」と考えていました。20代の頃は「博報堂に働いている俺」を妄想しつつ、日々生きていました。

でも、そういえば、いまだに博報堂社員にはなれていません。博報堂関連の出版物に関わったからと言って、別に社員に登用されるわけではなく。博報堂さんとの仕事が増えるわけではなく。

とはいえ、卒業約25年のタイミングで博報堂さんと仕事ができ。さらに、「博報堂に行きたい」という想いを忘れるくらいに日々、夢中になって働いていたことに気づき。人生って面白いなと思った次第です。はい。

あ、博報堂に入りたいという想いはある意味、どうでもよくなったのですけど。博報堂という企業や社員および出身者へのリスペクトがますます強くなった25年でもありましたけどね。この本をつくり際にも、編集長小野直紀さんの仕事に感動しました。とても気持ちよく。でも、想いがあり。考えをビジュアライズし。

そういえば、プレミアムフライデー5周年。もろもろ問題提起したのですけど、そのときに連絡をとって会いに来てくれた仕掛け人の一人、浜野さんとの出会いもナイスでした。みんなで仲直り的にプレミアムフライデーを楽しんだのも忘れられません。

勤務先にも博報堂出身の先生が数名おり。いつもその仕事をリスペクトしています。

さ、進まなかった原稿が楽しくなってきたので、今日も頑張りますよ。来期に向けた講義の打ち合わせも。さらに、週末、来週の講演の準備も。

これが、いまの私の仕事です。

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