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「知立国家イスラエル」米山伸郎著

この本を読んだときは、非常に衝撃的だった。なぜイスラエルに関しての本を読んだかというと、一度目に読んだのは2017年だった。同年11月に出張でエルサレムに赴く用事があり、訪れる前にその国の豆知識を得ておこうと思って本屋で購入した本。すらすらと読んでいるとイスラエルについて知らないことだらけや、凄すぎる事実が多かったことに気づいた。
 僕もユダヤ人の友達はたくさんいるから、彼らのイスラエルとの精神的な関係性は理解していたつもりだったが、あの小さなイスラエル(人口約700万人)は、最先端の技術や起業家精神に満ち溢れていることがわかった。 とにかくハイテク産業がめちゃめちゃ発達している!!!ドローンが開発されたのもイスラエルだし、インテル、マイクロソフト、グーグルなどの研究所もイスラエルにある。また徴兵制度があるだけあって、すごいリーダーシップにもたけているし、また多様性にあふれるコミュニティだった。そういえば、昔よくイスラエルの人たちとバーで飲んだことがあったが、かなりスペックが高い人ばかりだと驚いたことがあるのを覚えてる。自分のような人間が本の内容を語るのはおこがましいと思うので、内容に関してはあえて避けるが、さっと読む程度でも、この国の凄さが感じ取れる。さあ、がんばれ、ニッポン!

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この写真は、2017年にエルサレムに行ったときのもの。真ん中に立っているのは自分であるが、嘆きの壁の前である。紀元前、ローマ軍によって破壊されたエルサレム神殿の中で唯一残っている壁である。ここでユダヤ人たちは祈りをささげる。ちょうど現地に滞在していたときは、いわゆる観光客風の人たちよりも、「聖地巡礼」で来ているグループたちが目立った。同じホテルには100人近くの宣教師のグループがアフリカから来ていた。

僕がエルサレムに行った一週間後くらいにトランプ大統領がエルサレムに行ったことが大騒ぎになった。エルサレムが世界の三大宗教にとって「聖地」であり、とても独特の空気が感ぜられた。歴史の詰まった街だし、Old Townなんて紀元前からの建造物がしっかりと残されていて情緒深かった。正直もっと長くいてゆっくりしたいなと思った。またもの凄く安全な場所だった。やはり「聖地」なのであろう。エルサレムというと、皆さんはポリティカルなことをイメージされると思うだろうが、非常に平穏に満ちた場所だった。また行きたい。そして、もっともっと歴史の隅々まで感じ取っていきたい。ここで、当時訪れた際の写真をいくつかアップしたい。良さが少しでも伝わればと思う。

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↑夜の街は賑わっている。ストリートにテーブルを置いている店もあり、たくさんの人が飲んでいる。DJのパフォーマンスもあった。

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↑キングソロモンの墓。やはり紀元前からの歴史がある街だ。

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↑聖母マリアの生家もあった。そう、イエス・キリストもエルサレム出身。

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↑モスクもあったけど、中に入れなかったのが残念。ここで紛争が起きたときは、まさに世界が終わるときだと思った。


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