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Power of Broke

もの凄く久々の投稿となった。なんかいろいろあり、リズムが掴めなくなってきたが、2023年を迎え、今年のゴールを2022年12月31日に書き終え、新年を迎えた。

本日は、タイトルの通りである。実はこれは昨年自分が読んだ本で大変気に入ったので、ここで紹介する。

本のタイトルはPower of Broke。日本語では「金欠のパワー」とでも訳すか?まあ、貧乏パワーということ。筆者は貧乏なほうが成功するということを説いている。

洋書であるが、読む価値ある。なぜならば、この筆者は、黒人のカリスマ起業家として全米で有名なDaymond John氏である。彼の精神を学ぶことができる一冊の本。

<Daymond Johnとは?>
1969年NYブルックリンで生まれ、クイーンズ地区で育つ。起業家、投資家、テレビタレント。ABCのリアリティショーであるShark Tank(日本のマネーの虎の米国版)で投資家の一人として出演している。ヒップホップ系ファッションブランドFUBUの創立者。2015年にはバラク・オバマ大統領に米国でスタートアップ企業文化を根付かせていくために、Global Entrepreneurship Ambasaddorに任命された。カナダのショッピングサイトのShopifyのブランドアンバサダーも務める。NYタイムズベストセラー作家に二度輝いた。

誰が見ても、輝かしい経歴で、到底そうなれないと思うくらい凄すぎる。

FUBUは、彼がたった40ドルのキャッシュをもって始めたブランドで、今では約60兆ドルの企業価値がある。何しろ、彼のお母さんが非常に凄い人で、彼もお母さんの影響を受けたらしい。

Daymondはシングルマザーの家庭で育ち、彼が生まれ育った地域は、拳銃事件や強盗などが毎日のように起こる地域で、周囲の人はみんな悪いことをして刑務所に入るのが当たり前という環境で生まれ育った。お母さんは彼を一人で育て上げ、たくさんのことを教えていた。三つも四つも掛け持ちして仕事をして殆ど寝てなかったそうだ。

FUBUのビジネスももともとお母さんの家でスタートさせた。事業をスタートさせたときは、27つの銀行にプレゼンに向かったが全て融資を断られた。そこでお母さんは、自身の家を抵当にかけて10万ドルの借金をして、彼に貸した。そして、シャツの作り方のノウハウもなかったDaymondにミシンで縫って洋服を作るところから教えたそうである。それが、あの伝説のヒップホップブランドFUBUの始まりだというから驚く。
そして40ドルで買った生地で帽子を作り、800ドルの売上を作り、新聞に広告を掲載すると、Samsungが出資したいというオファーをしてきて、その後、LLクールJやRUN DMC等が広告として活躍し、インターナショナルなブランドとして大ヒットすることになる。

さあ、まさにアメリカンドリームというのは、このことだろうか?貧困層で育ち、運命はほぼ決まったも同然を諦めてしまう人たちが多い黒人社会で、彼のような人間が出てくるのだから、凄い。彼自身は本の中で、マインドセットが大切だ!ということを語っている。

そのマインドセットは?具体的に何か?
今日は眠くなってきたので、また後日書くこととしよう。


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