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叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」

新しく読み始めた本。

様々な信頼性高いデータをエビデンスとして、現代社会を政治、経済、社会的側面などから彼自身の独自の見解を述べられているが、非常にしっくりと腑に落ちる内容ばかりである。「なるほど」と勉強になる事柄で、これからの世界を生きていく上では、必ず必要だと思う情報ばかりである。知らないと損と言うようよりは、これからの世の中は自己責任で生きていかなければならないから。

前半を読み終えて、特に印象に残っているのは、これからの働き方の箇所について。知っている内容だと思って読んでいたが、改めて興味深くなったのでゆっくりと読んでいる。

AIが変える10年後の仕事

・多くの事業はAI導入により人員削減を図っている。

・富国生命は、Watsonの導入により、支払い査定業務の効率化を敢行。そして3割の人員削減に成功。

・三井住友銀行は日本マイクロソフトを共同で対話型AIによる自動応答システムを開発

・保険業界や金融業界は、「AIがあるから君たちはいらない」と言われる時代に。

AIは、就業時間に関係なく人間に何倍も働く。福利厚生も必要ない。文句も言わない。誤字脱字もない。無駄話もしない。居眠りもしない。仕事中にタバコを吸いに外に出ていくこともない。AIは面倒な仕事をやってくれる。

経営者の立場からすると導入したくなるというメリットだらけである。今までは、頭のいい人や技術のある人は、さほど苦労しなかったが、これからはそういう人たちも仕事が減っていくであろうということである。日本のビジネスパーソンも危機的状況に直面していることは間違いない。

AIが人間の能力を超えるシンギュラリティの時代はまもなくやってくる。AIを活用することで余計な人件費を払うことなく経営をできるなら、経営陣の手にする報酬は多くなく。一握りの人たちはAIのおかげで裕福になり、AIのおかげで大半の人たちが貧しくなることが予想される。

以上のような内容が本の中に書かれていた。

僕の周りにはまだまだアナログ的な動きを好む人が多くて、スマホを持っているのにラインを使わないから、ショートメールでのやり取り。中にはEメールを使わないで、書類はEMSやファックスで送るという主義を貫いている人もいる。ファックスは驚いた。自分の見てもらいたい書類やメッセージを送るのに、受取側の経費も使っているんだから、今の時代あり得ないですよね。

AIなんて、まだ先の話だとのんきなことを言っている50代の人たちにたまに会う。「自分たちが生きている間にはそんなことありえない」とのことだが、時代は既に変化している。全てに転移してから築いては遅いのだ。

改めて考えると、凄い時代だ。自分の在り方とブレない軸がより大切になる。毎日精進だ。


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