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月10冊ランダムに読む私の「おすすめ本」①

ドバイ留学とデイリーライフ(36) by しげとく

現在33歳。🇦🇪ドバイ首長国で英語を勉強。合わせて不動産の基本知識、そして今後の方向性について日々考える毎日です。

私は本を読むことが大好きです。
前職で働いていた当時はマネジメントやカスタマージャーニー、KPI(ゴール設定)に関する本をよく読んでいましたが、時間にゆとりがある最近は色々な本に手を出しています。
そんな私ですが、次に読む本は、もっぱら「note」を検索し、皆さんがお勧めする本を選択することも多く、逆に「面白かった!!」という本については、おすすめしたいな!と思うようになりました。
そこで、今後おすすめしたい本を不定期に発信したいと思います。

2024年最初のおすすめ本!「百田尚樹作_成功は時間が10割」

2023年の12月、ドバイから帰国した際に手に取った本です。
百田尚樹さんの本で、有名な小説はたくさん読んできましたが、小説以外の本があると知り、手に取りました。

この本が言いたいことはズバリ「充実した時間が長生きの要諦」物理的な時間は関係ない。というものです。
現代の価値観において、お金・地位・見栄・成果・退屈など、あらゆる概念は時間を通して表現することができる。時間こそが全ての尺度であり、時間こそ最も大事で、最も評価されていないものである。

全ての発明・お金をいかに効率的に生み出すか、それは究極「時間を生み出す」ためのものであり、生み出した時間(作業効率を高め、浮いた時間を「娯楽や楽しみに充ててきた」。

「充実した時間」とは何か?

それぞれの個人がワクワクして、時間を忘れて夢中になれるもの。このシンプルな表現に尽きると私は考えています。
百田さんは「過去の時間が体感的に違うのは、相対的な長さではなく、時間の濃淡が違うから。新鮮なこと・新しくワクワクすることを体験すると、鮮明に残る。それはこの本でいう「長い時間を生きた」ことになる。
あっという間に過ぎ去ったけど、そこには鮮明な記憶が残り、一方、つまらない時間は、その時は長く感じるが、記憶に残らないために、振り返った時に、一切記憶に残らない。」このように述べています。

私のいいなと感じた「過去の記憶の捉え方」について

達成感は過去の記憶をも塗り替える。
つまり、どんなにしんどい仕事や、苦しい思い出も、最終的にいい思い出や達成感、認められることになれば、それは良い思い出になる。一方、それが無駄になってしまったり、認められなかったり、はたまた否定されると、人は心が折れ、虚無感と時間を無駄にしたと感じる。

これまでマネージャーとして、振り返ると、自分自身も部下に対しても、上手くいかない感情から、その仕事を否定したり、認めないこともありました。大変申し訳なかったと思うと同時に、虚無感を与えてしまうことはなんて辛いことなんだろう、と考えています。

私はこの33年間を生きてきた中で、才能がないことを感じずにはいられないことが多くありましたが、なんとか自分なりの模索を続けることだけは頑張ってきたつもりです。そんな中、才能だけでなく、努力を続けることも、一つの才能という以下の文章を読んで、少し気持ちが楽になったことを覚えています。

「才能ある人」というのは時間を短縮することに優れた人であり、「努力する人」というのは時間を投入することに優れた人と言えます。人がある業績を残した場合、それが才能によって為されたものか、努力によって為されたものかは、実はほとんど区別されません。どちらにしても、その結果というのは、その人物の「時間」の使い方にあるというわけです。

最後に、皆さんに贈りたい一文

私たちの未来は、「現在の条件」と「それに加わる力」をみると、ほぼ予測できる。
「お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いである」

とても重い言葉だと感じました。
現在の条件は、これまでに自分が積み上げてきた今日の立ち位置。
そして、それに加わる力とは、今日からできる努力や、その方向性、時間のかけ方ということになります。そのことを意識して、時間を大切に過ごすことで、「それに加わる力」に主体性を持つことが大切です。

本の中で私なりにシェアしたい部分を抜粋して記載しましたが、ぜひご興味のある方は読んでいただけると幸いです!

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