見出し画像

202409-4_内省浪漫

今年から始めることにした週ごと、月ごとの個人的に学べたことや気づけたことの振り返りを今週もしていこうと思います。

ブランドの時間性とフィクション性

オフトピックでブランドに関する話を聞かせていただきました。

以前から兆候はありましたが、生成Aiの普及もあり、さまざまなものがコモディティ化しているのかと思います。その中で、機能面では同じでも、何を持って違うものとするのか、もしくは価値を感じてもらえるのか、その部分でブランドという観点はとても大切なのかと思います。
時間とブランドの関係では、今まで積み重ねてきた「ヘリテージ(遺産)」、また、過去のヘリテージをどう今の文脈と絡ませていくのかのリファレンス性が大事であるという理解でいます。

また、フィクションとブランドの話もあり、この記事では、フィクションドリブンなブランド構築のためには、信憑性(違和感のなさ)、目的(表面的でない)、ユーモア性、記憶に残りやすいもの、リアウブランドとのバランスが大事だと説明されています。
ヘリテージと現在のリンク、フィクションとリアルのリンクと、プロセスエコノミーにも通じるものがある印象です。

また、Fortniteについても触れており、僕自身プレイしたことはないのですが、ブラックホールのくだりなど、現実で起こらないけど、それをいかに違和感なく現実感に織り込ませ、世界観を形作るのが素晴らしいと思いました。
ファッションなどでも、昔の流行が再度流行るなどあり、コンテンツの多様化が進む中で、どういう世界観を作り、ブランドとして取り入れていくを考えていくのが大事なのかなと思いました。

AIネイティブ

オフトピックでAIネイティブに関する話を聞かせていただきました。

大きなイノベーション、インターネットの時はディストリビューションとビジネスモデルの変革、モバイルの時は、ディストリビューションの変革が起こっており、昨今のAiでは、ビジネスモデルの変革であり、ディストリビューションを築けている大企業に有利な側面もあるという理解でいます。

また、ネイティブであるということは、そのテクノロジーがなければ存在しない機会であり、AIネイティブは、AIプラットフォーム特有の体験であるのかと思います。ただのAI化とかではないという理解です。例えば、モバイルでは、ニュースをモバイル端末に配信するのはネイティブな体験ではなく、それは既存ニュース企業がモバイル化すればできることであり、新たな体験とは言いにくいということかと思っています。

生成AI系のスタートアップが増えることで、ソフトウェアを売るところから成果物を売ることへのシフトしています。これは生産性向上と人的コストに焦点を当てるのではなく、成果物に焦点を当てているのかと思います。ただ、この流れは自動化の流れが多い分野で置きやすい傾向があり競争率も高くなることが想定されます。独自性のある成果物販売、人間の仕事の代用というよりは人間の高度な業務に専念できるようにするという文脈性などが大事であるという理解でいます。
グランドデザインとしては、「software2.0」を意識しつつ、AIが社会実装されて行った時、どんな体験や機会が新たに生まれてくるものなのか、そこを見据えた上で、LLMを独自開発すべきなのか、成果物までのサプライチェーンを考えていくべきなのかが決まってくるのかと思いました。
医療でも、モバイルの文脈にしても、基本はただのオンライン化が多い現状があると思っています。オンラインとオフラインのマルチチャネルなのか、オンラインでの独自性の高い体験なのか、それらの先にAIを交えて行った時に、どんな新たな機会が生まれてくるのかを考えていけるといいなと思います。

カルト文化

オフトピックでカルト文化に関する話を聞かせていただきました。

多岐にわたる内容でしたので、全てをまだ理解しきれておりませんが、個人的には、参照サイトも見ている中で、テイラースウィフトのカルトメイキングとフォースプレイスと仮想敵のが印象に残りました。
スウィフトノミクスについては以前も学ぶ機会がありました。

この時も、葛藤など自分の物語をコンテンツに溶け込ませることで経済圏を確立しているのがすごいという内容だったかと思っています。

こちらのサイトでも、ストリーミングサイトなどが普及することで、音楽の希少性がなくなりコモディティ化している部分が指摘されています。そして、テイラースウィフトの凄さは、感情レベルでのつながりをファンに与えそれにより、貴重な体験を構築しているんだと話されている理解です。

フォースプレイスに関しては、サードプレイスが形式上の交流に限定された表面的な場に成り下がってきていることを警告されています。

その中で、フォースプレイスに求められることとしては、有意義なつながりを育む意味の創造、目的に基づいた意図的な設計、集団的探求のできるある意味フィルターバブルを活性化させる仕組みなどが大事であるという理解です。

また、リキッドデスをもとに仮想敵の話もあったかと思い、これは前述のブランドとフィクションの文脈でも、フィクションは仮想敵を作りやすい側面があるという話があったかと思います。このことはちょうどオフレコでも話されておりました。

健康的な何かに価値を感じているけど、実際のところのエビデンス面が脆弱な領域においては、このような戦略というのは参考になる部分があるのかなと思いました。
現状、健康的というのは、ある意味宗教化している部分も多々あると思います。女性は痩せている方がいいとか、お酒を飲む文化や、なんかスムージー飲んだりなんらかの体操的な運動したり自然由来のものなど。そういった部分へのカウンターカルチャーとして、リキッドデスの動きなどは面白い部分があるのかなと思いました。結局、一次予防の領域はエビデンス面ではっきりしている部分は難しい部分があるという理解でいます。その中で、健康的というのをどう表現するかには多少なり、文化を作るためのカルト化が必要なのかもしれないと思いました。

ヘッダー画像:generated by DALL-E

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?