整理収納術がすばらしかった川場村キャンプ場
我が家のキャンプデビューは、7年前である。同年代の子どもをもつ会社の友人に誘われ、キャンプ用品も一式そろえた。
それ以来、年に1〜2回行くという程度で、キャンプ用品やキャンプ飯を研究する、といった沼にハマるわけでもなく、ただゆるゆるっとキャンプを楽しむレベルである。
そんな我が家が、初めて冬のキャンプを体験した。今年の2月に、群馬県川場村にある「Akariかわば田園キャンプ場」へ行った。冬にキャンプをするのは初めてだったので、全て備えてくれるグランピングを選んだ。
キャンプに関しては、予約段階から全て夫にお任せである。
冬にキャンプに行くなんて、寒くて凍えるからやめてほしいと心底思っていた私。ただでさえ、寝袋で寝るのも実はあまり好きではない。
正直なところ、私は前向きではなかったが、この冬のキャンプは、思いのほか楽しかった。テントには薪ストーブが備えられており、テント内はとっても暖かかった。
テントから外に出ると、凍えるような寒さが待っていたが、寒いねとブルブルふるえながらも、子どもと一緒にきれいな星空を眺めたことも良かった。キャンプ場の目の前には、日帰り温泉があるという立地も◎
この記事を書いている今は、もう7月である。これから夏キャンプシーズンだというのに、冬のキャンプの魅力を伝えてどうするのか、と思われるような書き出しであるが、ここで伝えたいのは、冬のキャンプの魅力ではなく、このキャンプ場の整理収納術のすばらしさである。
本記事では、群馬県Akariかわば田園キャンプ場の整理収納の仕方を紹介している。
1. キッチン用品の収納
こちらが、キッチン用品を収納する場所である。洗い物をする場所でもある。お鍋やツール類なども一通り借りることができ、それぞれ種類ごとに棚に整然と並べられている。
右側は、使用後に洗ったアイテムを干すためのスチールラックが設置されている。モノが整然と並んでいる光景は、利用者にも「使用後はきちんと干さなければ」という気持ちを促されるかもしれない。(私だけかもしれないが)
さらに、スチールラックには、たくさんの100円ショップのカゴが積み上げられている。これらのカゴを利用すれば、各自のテントに必要なものを持っていけるようになっている。まるで「どうぞご自由にお使いください」と言わんばかりの配置である。
また、スチールラックにはさりげなくフックも付いており、ここにトング類などをかけておけば便利そうね、と思わせてくれる。
キッチン用品収納コーナーに注目してみると、こんな風になっている。
未使用のキッチン用品は、白いケースにきれいに品目ごとに収められている。品物が整然と収納されている様子には感動すら覚えた。
さらに、こちらの写真に写っている左下の木箱には驚いた。
「夕・朝食用食器(2名様分)」「夕・朝食用食器(3名様分)」といった具体的な表示がある。写真を撮った時点では中身が空であったが、その人数に合わせて必要な平皿や割り箸、スプーンなどがセットとして用意されていた。ビニールでパックされていたので、持ち出しも簡単だった。
少し多めに入っていたが、もっと必要な場合には、個別の引き出しから補充することが可能である。
2. 貸し出しおもちゃ収納
次に紹介するのは、子どもから大人まで楽しめるおもちゃの貸し出しコーナーである。まず、おもちゃそのものが貸し出されることに驚いた。ホテルでは見かけたことがあるが、キャンプ場では初めてだった。(数少ない経験談より)
おもちゃも、キッチン用品と同じように、種類ごとに分類されている。そして、利用者が持ち出しやすいよう。右側に見えるのは、なぞなぞの本である。本も同様にビニールケースに入れられている。
ビニールケースは、決して全て同じメーカーのものではない。おそらく、運営者が手元にあったものも活用しているのではないかと想像した。(私の勝手な推測)
ただし、同じおもちゃは同じビニールケースに入っている。例えば、左側のドラエモンのビニールケースには、全て万華鏡が入っている。右側のビニールケースには、けん玉が入っている。
オセロも、持ち手付きのバッグに入っていた。隣には、ジェンガやワニワニパニックがある。これらも、持ち出しやすいようにビニールパックに入っているのである。
この収納方法は、早速我が家でも取り入れてみた。
3. Akariキャンプ場の整理収納術
Akariキャンプ場の整理収納術についてまとめてみた。
この整理収納術からは、運営側が利用者に対してさりげない気遣いをしていることが感じられる。貸し出し物品や洗い場がきちんと整理整頓されていることで、利用者側も快適な気持ちで過ごすことができる。
この心遣いによって、家族とのゆったりとした時間を過ごすことができ、この上ないおもてなしだと感じた。
Akariキャンプ場はまた訪れたいと思うキャンプ場である。
お読みいただきありがとうございます。
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週イチで更新できるように今後も頑張ります。
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