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当たり前に迎えられると思っていた

どうも、櫻宮です
主婦ライターの櫻宮ヨウです

卒業シーズンに流れる曲といえば、いまはレミオロメンの『3月9日』なんでしょうか

私は40overなもので、斉藤由貴とか光GENJIよなとかつぶやいてみる
(光GENJIの『Graduation』って曲、結構いいんですよ。ええ、年季の入ったジャニヲタです)

当たり前に行われると思っていたよね、卒業式
震災の年も、今年も

自粛、自粛、自粛
イヤになる

震災の数日後
卒園式はおこなわれたけれど、なんとなく自粛しないといけない世の中のムードがしんどかった

今回は卒業式が規模縮小、取りやめになったところもあるんだろうな
規模縮小したからってこんな時期に卒業式やる? とか言わないでね

卒業式だけじゃない
ことあるごとに、節目にいろいろ起こる2004年生まれの子どもたち
うちの息子もそのひとり

卒業式はなんとか行われることになりました
ありがたいことに1人なら保護者同伴でいいそうです

「在校生もいないなら、歌とかもないんだね」
と私がいうと
「そうだね」
って息子がぼそりとつぶやく

寂しいのか悲しいのかわかんない声色に、当たり前なんて当たり前だと思ってちゃいけないんだなと気付かされる

「1~2回だけど歌の練習はしたけどね」
そういって、ちょっとだけ歌ってくれるんだけど、いかんせん練習不足で歌えない

歌うことが好きで、音楽の成績も歌の部分は評価が高かった
カッコつけて、授業で歌うとかやってらんねーとかいいそうな年代なのにね、ムダに私に似たな、君は(笑)

そんな彼でも歌えない練習不足を、卒業式はどうするんだろう
やはり歌わないのかな

誰かが悪いわけじゃない
わかっている
でも
誰を恨むこともできないことがしんどい

当たり前にいつもどおり行われると思っていた卒業式
どうかどうか、この子達の未来が明るくなりますように

卒業式は明後日なんだけど、今日だからこそ思う
当たり前は、当たり前ではない
今あることは、数秒後にはなくなっているかもしれない

だから

卒業する人も
お誕生日の人も
なんかお祝いごとがある人は、自粛なんてせんでええからね
できる人はできることを、元気な人は元気にすごそう
笑えるなら笑っとこう

負けない強さを
乗り越えられるパワーを

みんな、みんなにね
日本中に届くといいな

3.11に思いを込めて

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