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所変われば舌足らず

ブロックの話の前に引っ越しをしたのを思い出しました。

某インターネットを駆使して見つけ出した場所の名前はトライバルバックパッカー。
まんま私のことじゃありませんか!(トライバルタトゥーが好きなバックパッカージャップ)と勝手に感じる運命はいつだって大概は当たっていて、その後パーイではここにずっと住むことになる。

入り口から続くL字の通路の片側に平屋がズラッと並んでいて、もう片側は広い庭になっていて大きめの小屋もあり、そこにハンモックが3つ並んでいる。
平屋の先には落書きされた小屋があって出口にたどり着いてあれ?誰もいないじゃん。
で、今度は出口から入って入り口まで行ってやっぱり誰もいない。
こういう時こそ落ち着いて対処するのが重要で、バイクを止めてもう一度敷地内を散策する。
視線を変えるだけで見え方は当然変わって、さっきまで見えなかった木の陰に隠れたおばちゃんを発見する。
サワディカーと声をかけるとおばちゃんはお掃除の手を止めてニッコリしながらこたえてくれる。
オーナーの居場所を突き止めてオフィスに向かうも誰もいないし、さっきのおばちゃんもどこかに消えてイリュージョン。
すると今度は赤ちゃんを抱っこした母ちゃんが何処からともなく現れて挨拶を交わすと、この方こそオーナーでそのままトライバルを案内してもらう。
平屋はプライベートルームでAC付きとなしの2タイプ、あとは落書き小屋がドーミーだけど今は空だからどこでも一人部屋状態。
もちろんドーミーに決定して真ん中のベッドでこれから帰国するまで寝ることになる。
トイレ3つとシャワー2つは共有だけどシャワーは片方しかお湯が出ない。
でも大丈夫。何せ一人しかいないのだから。

ここの良いところは広い庭と大きい小屋の共有スペースで、ビリヤード台もあるしハンモックの上に階段で上がればソファもあってすごくリラックスできる。
竹で作られたテーブルとベンチが小屋の真ん中あって、そこには描きかけの絵が置きっぱなしになっているし、壁もそこら中なんか書いてあってガチャガチャしてて落ち着くし最高だ。
かつてはここでイベントとかやってたみたいだけど、コロナの騒ぎで今では超静かなもんですよって話をしつつバスタオルまでくれて母ちゃんは去っていった。

ここには本当にたくさんの思い出が詰まっていて、色んな人と出会って色んなことをして遊んでました。
賭けビリヤード、ドラッグディール、ジャムセッションに恋愛相談までなんでもありだったトライバルには感謝してます。

あれれれ
アーッ🙈

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