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自己紹介②

営業に転向

マーケティングリサーチにも慣れたころ、今度は、現場を一度経験してこい!ということで、異動が決まった。行き先は、名古屋。
縁もゆかりもない土地で、そこで、私は洗礼をうけることになる。

①方言がわからない。
でら〜〜が!なにやっとんの!罵られてるようで、商談まで漕ぎつけることができない。
②東京から来た、女子セールスというだけで、門前払い。
③社内の女性セールスからも煙たがられた。

私、完全な場違いだし、今までの経験が全く役に立たないどころか、データとか商品力なんて必要ない世界であった。窮地に立たされた私は、とにかく1年やってダメだったら、関東に戻ろう。そう思って、朝の出社は会社ではなく、スーパーへ、品出し応援。ズボンにスニーカー、スタジャンをきて、アルバイトのおにいちゃん達と一緒に、冷凍室に入って、品出しを手伝うというのが、朝の日課となる。
そうこうしているうちに、棚に自社製品が一品ずつふえ、バイヤーから棚割りもまかされるようになる。その間、沢山の支えがあった。本来ライバルであるメーカーさんも、困った時はお互い様、と、助けてくれた。
そうこうしているうちに、売り上げはどんどん伸び、私はすっかり名古屋の土地に馴染み、とにかく行って会ってなんぼの世界の名古屋流セールスを楽しんでいた。

一方で、私生活の方は、名古屋に来てすぐ、フラメンコの教室を探した。東京で習っていたフラメンコを続けたいし、踊っている時が唯一の自分だった。東京と名古屋を行き来てしている先生とコンタクトをとり、そこから、私の踊り子生活が始まる。
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