よく動いてよく食べる。アクティヴな幸せが、栄養が偏り質的栄養失調というネガティヴを引き起こしていた。
きっかけは、あいまいな部分をしっかり学びなおして実践しようと、年明けから1ヶ月間の「高タンパク食+メガビタミン+ミネラル+良脂肪酸+低糖質+食物繊維」を試してみた。効果を感じられたのを一言であらわすと、
強い。
体調が良いし、心身の強さも感じてなんの不安感もなく、やっと代謝がスムーズに回り出したのがわかる。ダイエットではないのでカロリーは無視。とにかく原材料に近い良質の食べ物や栄養素を摂り、ルーティン化した1ヶ月。
カラダが健全であるから、キモチが強い。
ハッキリとこの順番であることを何度も強く体感しました。健全なカラダに本来の自分が宿ります。あるべき姿の自分を先取りするかのように。考え方や捉え方のクセ(思考バイアス)を修正しようとせずとも、自分を奮い立たせるようにキモチから入らなくても、自ずとそうなります。そして気持ちは表情を創る。
栄養不足で遺伝子に代謝異常が生じる
分子栄養学とは、身体を分子レベルで考える「*個体差」の栄養学。体のメカニズムを知って、からだの要求する物質を摂っていればおかしなことにならずにすむことが多い。
*確率的親和力とは、代謝酵素の働き方が人それぞれ異なること、ここに個人差がある。一定以上の身体機能を保つために、必要な栄養素の量が異なる。
代謝
人が生きていくエネルギーを得るために最も大切な生命活動。スムーズな代謝にはタンパク質、鉄、ビタミンなどが必要。量ではなく質の栄養失調だと気づき、スムーズではなかった代謝障害(栄養障害)を本来のメカニズムにする。
プロテイン
生きている限りはやめない。酸素と一緒で、なくては生きていけない。人間の体から水分を除いた70%はタンパク質。タンパク質に生命が宿る
酵素は、主酵素(タンパク質)+補酵素(ビタミン)や補因子(ミネラル)が合わさって完全な酵素になる。体内には約3000種類ある。
・消化酵素
・それ以外の代謝酵素
主酵素と補酵素は、鍵穴のような仕組みでピタッと合わさる人、そうでない人がいる。確率的親和力は、ビタミンと酵素が結合する力のことで個体差があります。一般的には体質のようなもの。合わさりやすい人は、補酵素のビタミンが少量でも完璧な酵素ができる。
酵素の働き
生命維持のための新陳代謝や生体化学反応に不可欠な物質
すべての病気は質的栄養失調という同じ原因。同じ治療が有効。高タンパク/低糖質+プロテイン+ATPセットが基本。
糖質過多はビタミン・ミネラルを浪費。好気性代謝というATPをたくさんつくるエネルギー代謝回路に入れず、嫌気性解糖という非効率的なエネルギー代謝で補おうとするから糖質に手が伸びてしまう。過食は、鉄・タンパク不足が原因。
理論に基づいた「分子栄養学」
身体と栄養素の関係を、生化学的、分子生物学的に研究するもので、栄養素の不足が身体の不調を引き起こすと考える。
飽食現代において栄養障害がある、とは考えがいたらず
栄養過多が多くの見解。実態は質的な栄養失調が大勢いる。
分子栄養学は決して難しいものではない。むしろこれまで習ってきた医学よりずっとシンプルで簡潔な内容で基本的な情報は、書籍やインターネット上にもある。
良いバランスとは何を前提としたバランス?
サプリメントを公開すると「そんなに飲んで大丈夫?」とたまに心配されることがあります。その日の運動量や吸収力、食べたもので「いまの自分にはこれくらい必要かな」と意図をもって摂っています。それを知っているのは他の誰でもない、自分しかいませんよね。
これまで運動はしていたものの食事はアスリート並みに食べ、甘いものもご飯も男子大学生と同じくらいの量を平気で食べていました。むしろこっちの方が、自分の体や健康にとってマイナス… 。一見よく動いてよく食べている。このアクティヴな幸せが、栄養が偏り“質的栄養失調”というネガティヴを引き起こしていた。
自分の頭で考えつづけるしかない、ということです。
ヨガと姉妹科学であるアーユルヴェーダ、ヨガ八支即のアヒムサ(非暴力: 誰も何も自分も傷つけない)、これらの教えや、エシカルのための食事を実践して動物性食品を摂らないインストラクターもいます。
その人にとって気分も体調も良ければ、それで全然良いと思います。私自身は動物性食品を摂らないとエネルギーが保てず、まず動けないし、動く気力がでません。
自分の体にとって本当に必要な栄養素を摂る。必要な栄養素は何か。自分で勉強して、自分で栄養を摂り、治す。「個体差」があるため自分で実践して体感して、その都度修正していく。分子栄養学の理論と実践。
プロテインやサプリは、体に必要な栄養素を抽出したものであり、代謝のために利用するもの、なくてはならないもの。現代の知性が生んだ栄養素の恩恵。タンパク質・ビタミン・ミネラルの絶対量を摂る。
自らが欲し、気づくこと。
そもそも、栄養を意識しだしたのはスポーツのパフォーマンス向上のため。フィジカルはトレーニングで鍛えるだけではなく、つくられる過程も含めてだから。その時は古典栄養学が本当なのかと思っていましたが、ずっと漠とした疑念がありました。分子栄養学にたどりつけたのは古典栄養学では腹に落ちないことが多かったから。
腹に落ちた感じ、さらには自身のアメリカ生活での激太り、*PMSの酷さ、グルテンフリーのことなどを探究していくなかで「すべてはエネルギー」という分子栄養学にたどり着きました。やっぱりそうか!とストンと腹に落ち、そもそもやしくみを教えてくれる分子栄養学との出会いに感謝です。
食べた栄養素でカラダやキモチはつくられる
スポーツにおいても重要な小脳は、空間認知と身体コントロールを司る器官で、直観・直感・つかみにも関与しています。小腸(栄養素は主に小腸から吸収)は免疫を司る。相関の高い小脳と小腸が連動(脳と腸のルートである迷走神経)しているというのがわかってきている。このことからもフィジカルの状態とメンタルのつながりがわかる。
腹に落ちたか。あなたがアスリートなら、トレーニング方法にしても、動きを鍛えるにしても、栄養の摂り方にしても、そのやり方が自分に深い納得をもたらすのかどうかをしっかりと見極めて選んだ方がいい。
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