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不登校の子の居場所として、放課後等デイサービスを活用する方法

こんにちは、あんじです。
今日は条件を満たせば、不登校の子も利用できる、「放課後等デイサービス」についてです。

放課後等デイサービスは、不登校の子どもたちにとっても、保護者にとっても力強い助けになる場所です。


放課後等デイサービスとは?

まず、放課後等デイサービス(放デイ)について説明します。

放デイは、障害や発達特性のある子どもたちが、放課後や土曜日、長期休暇中に利用できる福祉サービスです。

衝動性や感覚過敏などの発達特性があったり、通級教室に通っているなど、

具体的な障害の診断や障害者手帳がなくても、自治体で受給者証を発行してもらえれば、利用することができます。

発達支援、公認心理士、作業療法士など専門的なスタッフが子どもたちをサポートし、安心して過ごせる場所を提供してくれます。

放課後等デイサービスでは何ができるの?

放デイでは、子どもたちの発達や社会参加を促すために、さまざまな活動が行われています。

たとえば、

  1. 生活スキル
    料理や掃除、買い物など、日常生活で必要なスキルを学ぶ

  2. 学習支援
    宿題のサポートや、一人ひとりに合わせた学習で学力向上を図る

  3. 社会交流活動
    他のお友達や地域の人たちと交流するためのイベントや活動を行う

  4. 運動やスポーツ
    体力向上や健康維持のための運動プログラム

  5. 創作活動
    絵や音楽などの創作活動を通じて、表現力や創造力を育てる

  6. レクレーション
    遊びやゲームを通して、楽しみながら、社会性や協調性を身につける

事業所によって活動内容は違いますが、

こんな風に、子どもの特性や性格を理解した安心できる環境のなかで、
机上の勉強だけでなく、
社会性や日常で活かせる実践的なスキルを身に付けるができる場所です。

■放デイで広がる子どもの可能性

次に、不登校の子どもが放課後等デイサービスを利用するメリットについてお話しします。

🌞安心できる居場所ができる
学校に行けない子どもにとって、家以外の安心できる場所があるのはとても大切です。放課後等デイサービスは、子どもがリラックスして過ごせる場所を提供してくれます。

🌞専門的なサポートが受けられる
放課後等デイサービスには、発達障害や心のケアに詳しい専門家がいます。子どもの特性に合わせたサポートを受けられるので安心です。

🌞友達ができる
同じような状況の子どもたちが集まるので、新しい友達ができやすいです。友達と一緒に遊んだり学んだりすることで、コミュニケーション能力も自然と身につきます。

🌞自信がつく
放課後等デイサービスでは、子どもが「できること」を増やすためのサポートをしてくれます。

特性を持った子は、学校では、怒られることや、うまくいかないことが多く、自己肯定感が低くなりやすいんです。
できた!ほめられた!といった成功体験が、子どもの自信になります。

■親の心のゆとりができる

そして、親にとってのメリットについてもお話しします。

💎親の負担が軽減される
親も仕事や家事で忙しい中、子どもが安心して過ごせる場所があると、少しホッとできます。送迎サービスがある施設も多いので、親の送り迎えの負担がないのも助かるポイント!
学校や自宅まで送迎してくれます。

💎専門家のアドバイスが受けられる
専門的な知識を持ったスタッフに、親も子育ての悩みや不安を相談できるのは、心強いですよね。

💎子どもの成長を見守れる
子どもが学校とは違う場面で成長していく姿を見ることができます。子どもの関わりや声のかけ方など、活動の様子から、親も学ぶことができます。

放課後等デイサービスを利用するための手続き

放課後等デイサービスを利用するためには、
まず、お住まいの自治体の福祉窓口に相談し、利用の申請を行います。

申請書と一緒に、支援が必要だとわかる書類が必要です。
医師の意見書や、もしくは療育手帳、障害者手帳があればその代わりになります。

(通級や支援級に通っていれば、学校の証明書を発行してもらったり、
発達外来や児童精神科など予約が取れなければ、かかりつけの小児科に相談も)

詳細は、役所の窓口に問い合わせてみてください。


子どもが気に入る放デイを見つけよう

放デイって、障害者の子が行くところでしょ?って、敬遠される人もいらっしゃるんですけど、

学校に行けない、行きたがらないということは、
集団生活の中で、何かしら子どもが困りごとを抱えているということなんだよね。

障害じゃなくても、子どもの持っている特性(その子の特徴や傾向)が関係していることも多いです。

そういった子どもの困りごとを、親だけで支えていくのは難しいし、体力的にも経済的にもとても負担がかかります。

放デイは、親の視点から見ても、子どもにこんな経験させたい!こんな支援を受けさせたい!と思うような、魅力的な内容がとても多いです。

専門的な知識を持ったスタッフが揃った支援サービスが利用できるのは、子どもにとっても親にとってもかなり心強いです。

学校の、スクールソーシャルワーカーさんに放デイと繋いでもらうこともできます。
子どもの性格や、こんなことやりたいなっていう目的を相談して、お子さんに合った事業所を一緒に探してもらうといいですね。

もちろん、ネットで調べたり、
親の会などで情報収集するのもいいと思います。
気になる放デイが見つかったら、ぜひ見学に行ってみてくださいね。

もちろん、お子さんが、
行きたい!楽しそう!って思うことが一番大切です。

放デイを利用することで、学校に行けない子でも、気持ちが前向き明るくなるといいなと思います。

angie


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