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【不登校・行きしぶり】子どもが安心して学校に通える環境づくり

今日のテーマは、前回に引き続き「学校」についてです。
今回は、具体的な学校との関わりについてお話したいと思います。


前回の配信で、学校の先生たちは、
子どもの成長を一緒に見守ってくれる仲間だよー
というお話をしました。

特性のある子どもたちが、学校が過ごしやすい場所になるように、
親も先生たちと協力していくことが大切です。

身近な先生

1 担任の先生

具体的には、学校側と子どもの情報を共有していくことなんですが、
子どもにとっても親にとっても一番身近で、密に関わっていくのが、
担任の先生ですね。

子どもの家での様子や、学校での困りごとなど、
気になることがあれば担任の先生に伝えるようにしています。

もちろん自分から何でも先生に話ができる子なら必要ないですが、
困っていることや心のモヤモヤを言葉にできない子も多いです。

先生の方から歩み寄ってもらえると、子どもも本音を伝えやすくなりますよね。

勉強のこと、友達のこと、年齢が上がるにつれて子どもたちの関係も複雑になっていきます。
先生だって情報がないとどう接していけばいいか分からないし、
連絡帳でもひとこと書いておくだけで、子どものことを気にかけておくことができますよね。

先生とのコミュニケーションは、連絡帳でも電話でも直接会いに行くとか、ママが一番やりやすい方法でいいと思います。

親と担任の先生の関係性が良いと、
子どもも安心して先生に心を開きやすくなります。

それから、
学校=自分の教室ではないので、

担任以外の先生とも関係を作っておくことで、
教室以外の居場所を確保することができます。


2 養護教諭

教室に入りづらい時や、気分が乗らない時など、
すぐに思い浮かぶ場所として、保健室がありますよね。

保健室を逃げ場や気分転換の場として使うことは可能です。
これも、子どもが直接事情を説明するのは難しいので、
親の方から保健室を利用したいことを学校に伝えておく必要があります。

普段から養護教諭の先生に声をかけてもらったり、
しんどい時は担任の先生から促してもらったり、
保健室に行きやすい雰囲気を作っておくと良いです。


3 管理職の先生

担任の先生との関係性が良いのが一番ですが、

とはいえ、担任だけでは難しいこともあるし、
今年は先生との相性が良くなかった…理解が得られない…という場合もあると思います。

というか、むしろあるあるかもしれないですね💦

そういう時は、管理職の先生に相談しましょう。
校長先生、教頭先生、学年主任の先生、といった先生達をまとめる役職の先生のことです。

特別な配慮など、担任の先生だけでは決められない要件の場合、
管理職の先生と相談というかたちになるので、いづれにしろ面識を持っておくと話がスムーズになります。
不登校や特別支援教育の窓口は管理職の先生が担当しているので、話を聞いてくれる人がいるはずです。
もしすでに顔なじみになっている場合は、積極的に子どもの様子や困っていることなど相談してみると良いと思います。

うちの子も、校長先生や教頭先生からもよく声をかけてもらっていて、
保健室の気分じゃないな…というときは、職員室や校長室に行くこともあります。

娘とは、校長室で休めるなんてめっちゃいいやん!
なんて言ってます(笑)

まだ管理職の先生と面識がない場合、
いきなり校長室なんで行けないわ!!ってなる思うと思うので、
その場合は、これから説明する専門職の先生に繋いでもらうとよいです。


学校にはそれぞれ、子どもたちを支援するための専門の先生が
配属されています。

学校や地域によっても多少違う部分もあると思うので、
詳しいことは、直接学校に問い合わせてみてください。

専門職の先生

4 発達支援コーディネーター

特別支援が必要な生徒のための教育計画とサポートを調整する人。
授業についていくのが困難だったり、感情のコントロールが苦手、友達とのトラブルが多いなど、発達特性に関する相談ができます。

子どもの発達について気になるなとか、学校での配慮について相談したい時などに頼れる先生です。

5 スクールカウンセラー(SC)

カウンセラーさんができることは、悩みやモヤモヤを言葉にして客観的に捉えることで、悩みの対処法を一緒に考えていくことです。
悩みを聞いてほしい、心が疲れた時に頼れる人。

子どもが安心して気持ちを吐き出せるように、信頼できる先生がいるということや、カウンセリングの時間が、学校のひとつの居場所にもなります。

特に感性が強く、繊細な子は、自分の気持ちを言葉にして伝えることが苦手なことが多いので、ストレスでいっぱいいっぱいになる前に、気持ちを吐き出せるといいですよね。

子どもだけでなく、保護者の悩み相談もできるので、ママが子育てに悩んだ時、気持ちを吐き出したいときにも利用できます。

6 スクールソーシャルワーカー(SSW)

生徒の社会的な問題を解決するために家庭や地域と連携するサポートをしてくれる人。

スクールソーシャルワーカーさんは、別室登校に付き添ってくれたり、
また学校の外での支援、放課後等デイサービスを紹介してくれたり、家庭の問題がある場合は行政に繋いでくれたりと、学校内にとどまらず、広く動いてくれる方。

カウンセラーさんが、心の悩みを聞いてその場で子どもに寄り添ってくれるのに対して、

ソーシャルワーカーさんは、より具体的に必要な支援へと行動してくれる役割だと理解しています。

まとめ

それから、通級や教育相談などもあるんですが、
長くなるので、今日は一旦ここまでにしておきます。

今回紹介したのは、すぐに使える学校の支援体制なので、
子どもやママの悩み、困りごとに必要な先生と繋がってみてください。

とはいえ、学校の支援体制って複雑で良くわからんわ!
誰に相談すればいいの??っていうときは、

担任の先生を窓口にして、特別支援に詳しい先生に詳細の説明をお願いしてみるといいんじゃないかなーと思います。


お子さんにとって学校が少しでも楽しい場所になるといいですよね。
もちろん居場所は学校だけではないので、無理やり連れて行く必要はないけど、

まずは親と先生とで連携して、子どもの学びの環境を整えてあげることで、学校に行きづらいと感じる子の、心理的なハードルを下げてあげることができると思います。

angie

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