自身のルーツから強みを知る
よく「あなたの強みはなんですか?」なーんて、考えさせられた経験はありませんか? 今思えば、特に30~40代は「それが分かれば、苦労しないよ~」という感じで、とても悩んだ時期もありましたね。
ようやく気付いたのは40代後半になってから。もっと早くに気が付いていれば・・・と思ったものですが、早かろうが遅かろうが、嘆いたところで変わらないので気にしないことにしました(笑)
気付いたきっかけは、幼少期の記憶をたどったことでした。
そこから自身のルーツを読み取り、「強み」を確信できたというエピソードです。
◆子供時代、母との想い出
ひらめいたら作ってみる。
無いなら作る。
作り始めたらとことんやる。
私はそんなタイプです。
これは今に限った話じゃなくて、作る事には幼少の頃から長けていたと思います。ずーーーーっと、図画工作と技術家庭(だけ)は「5」でしたから。
私は5歳のときに母を病気で亡くしています。
物心つき始めた頃には入退院を繰り返していたので、母とはあまり親密なコミュニケーションを取った記憶がありません。
◆オリジナル作品の第一号が誕生!
母は、実家でピアノ教室をやっていました。
音楽家として英才教育を目指していたのか、
私にピアノの音当てを教え込もうとするも、
ぜんっぜん正解できず、なんで分らんの!?って怒ってましたね。
これがなかなかキツかった〜🤣🤣🤣
数えるほどの想い出しかない中、
人の生き死になど分からない幼児にとって
母親が亡くなったという実感は薄く、
あまりにも退屈な葬儀の合間に
豆電球と乾電池で遊んでいた事を
なぜか鮮明に覚えています。
この時に作った「懐中電灯」が
オリジナル作品の第一号というわけです。
◆モノ以外にも作る意味がある
それから四十数年間、全く変わらなかった作る事への拘り。
それは両親から与えられた"強み"であると
ようやく思えるようになりました。
ただ、この歳になって思うのは、
モノを作ること以外に、「仕組み」や「機会」を作る、といった意味もあるんだなぁと感じています。
これで自分の「強み」が解りました。得意な事、好きな事で誰かに喜んで貰えるなら、これほど幸せなことはないですよね。
私は「作る」ことで人を楽しませたり、社会の役に立つことを目標に決めた瞬間から、世界が広がりました。
作品の始まりが懐中電灯だったことは、これからの人生を歩んでいく上で、なにか意味があるのかもしれません。
◆強みが見つからない、分からない場合だってある
このように、強みが見つかるといいのですが、なかなか確信を持てなかったり、見つかっていないと思っている人も多いはずです。
でも、安心してください。本当は気付いていないだけで、必ず誰にでも備わっているものです。
強みが見つかってから・・・では、何も始まりませんから、まずは初めてみるということも大切なことかもしれません。とにかく、がむしゃらにやってみて、これだ!と気付くこともありますからね。
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