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ある犬のおはなし

Kindle Unlimitedの「今月のおすすめ」に表示されていたので読んでみました。

これは、犬に限らずペットを飼っている人、そして飼おうと思っている人の必読本にしてもらいたいくらいの良書です。薄い本(10分もあれば読めます)なのに内容はストーリー仕立てで心に響きます。

まず我々が知らなければならないのは以下の事実です。

いま、日本では、年間3万8千匹以上もの犬や猫の命が人の手によって失われています。ドイツでは、行政で殺処分という制度を認めていません。イギリスには、アニマルシェルターがあります。エクアドルでは、自然生態系にも生存権があります。(本文より抜粋)

我が国では、諸外国に比べると著しく動物の命が軽視されているということが分かると思います。動物も我々人間と同じ命ある生き物です。それを軽んじることは許されるべきものではありません。

ペットは「モノ」ではない、ということを我々は改めて認識するべきでしょう。そのうえで、既にペットと暮らしている方は今以上に愛情を注いであげて欲しいですし、これから飼おうとしている方はペットショップではなく譲渡会に行ってみて欲しいですし、飼う予定がない方であっても、このような問題があるということについて周りの人にシェアするなどして欲しいです。このように各人の立場で動物たちを救うアクションを起こしていければ、状況は改善していくものと思います。大事なことは、たとえ少しずつであったとしても歩みを止めないことです。

最後に、本書の中で描写されていた犬の心情にを引用して終わります。犬は言語を持たないのでここまでの思考はしていないでしょう。しかし、飼い主を家族と慕い、帰りを健気に待つという事実に変わりはありません。そんな純粋な彼らの気持ちを裏切るようなことは、してはいけないと思います。人間も動物もみんなハッピー、そんな世界が来ることを願っています。

それでは今日はこの辺で。

ここは来たことのないところ。あなたは知らないおじさんにぼくのリードを渡しました。おるすばんかな...でもあなたはいつもと少し違いました。何も言わずにぼくの顔を見て少し悲しそうな顔をしていました。大丈夫だよ、ぼくはいい子に待ってるから


最後まで読んでいただきありがとうございました!感謝です!!