見出し画像

“写真集作成”のススメ

みなさん、たくさん写真撮って、その後どうしていますか?インスタやツイッターに投稿?他の楽しみ方はありますか?そのひとつとして...

”写真集をつくること”があります!

写真集はモノとしてかたちになる楽しさがあります。紙として自分の写真を見てみたいと思いませんか?

写真集を作っても誰も買ってくれないし…と思っているあなた!いやいや、まずは人にみせる前に、自分のために、自由に好きに写真をまとめてみましょう!!

自身、2021年3月に新しい写真集を作成しました。人にお渡しするような写真集を作ってみたい気持ちはあるけど、どうやって作ったらいいか、わからない!という方にもヒントになればと思い、その作成過程をまとめした。

<自分のための写真集をつくる>

まずは、自分のために写真集をつくってみましょう。自分のためにつくる場合は、正直、自分の好きな写真を自分の好きな通りに並べればいいと思います。自己満足ですから。自分で作って自分で楽しむんです(個人的に高尚な趣味だと思っています)。自分もまずはこのやり方でつくりました。

画像1

フィルムカメラで写真を撮り始めた頃で、旅の風景などを簡単に16ページにまとめました。作ってみて、どうやって作るのか、なれてみることと、モノになる楽しさを感じてみてください。

画像2

今はこだわらなければ、いろいろなフォトブック作成サイトがあります。しまうまプリントとか、有名ですよね。まとめているサイト貼り付けときますね。

<写真集作成のヒント>

ここからは自身の写真集の作成工程の紹介です。

①テーマを決める

写真の撮影時点で、撮影のテーマは決まっていると思いますが、改めて、写真集をまとめる前にテーマを考えます。テーマを決めることで、写真の選択、体裁などがぶれません。

今回、自分は、「自分探しの東京放浪記」というテーマでつくりました。「自分は一体何者?」という常に自分の中にふつふつとある疑問を、渋谷の、ど真ん中で群衆の中に紛れるモデルさんを撮ることで表現しようと思いました。このテーマなので、たとえばアイドルみたいにモデルさんが笑っている写真や、ポーズを決めすぎている写真は、写真集から外しました。

画像3

②写真を選択する

テーマにそって、写真を選びます。

インスタなら1枚絵ですが、写真集は写真のかたまりです。写真集は小説みたいにかたまりでみせるものなのと思っています。コース料理みたいな感じです。コース料理が、北京ダック、ステーキ、焼肉、大きい魚料理とか全部メインだったらちょっとつらいかな?最後の方は飽きてくるのかな? なので、自身は、前菜、メイン、デザート、食後酒みたいな感じで、構図の違いや場所、場面、時間の流れ、色などでいろいろな写真を選んでいます。

③選んだ写真を印刷して並べてみよう

画像4

選んだ写真をまず全部印刷します。

印刷は作りたい写真集の大きさで。印刷し、紙の状態で並びや流れをみてみます。ページをめくったときに前後のつながりがあるか、隣のページとのつながりなど、全体の流れをみます。並べ替えて、どういう順番がしっくりするか確認しましょう。

ページ数、カラーか白黒かも決めます。ページ数は多ければいいというものではなく、多いとまた飽きてしまうので、テーマを伝えられるのに必要な枚数で良いです。ページ数が少なくてもまとまっているとすごく素敵な写真集になります。

自身はA5・横・40枚の写真集で、倍以上の写真をセレクトして全て印刷しました。写真集の大きさも悩むところかと思います。自身がA5にしたのは手軽で持ちやすくて眺めやすい大きさだからです。ふとした時に見返してもらえればと思い、手軽な大きさにしました。表紙、白黒も写真を並べてみて決めました。

④入稿する

ページ数、大きさ、写真の選択が終わったら、入稿しましょう。

画像6

フォトブックのサイトで入稿してもいいです。

フォトブックで作るメリット・・・エディタソフトがあり、ソフトに写真データを読み込めば簡単に編集でき、編集が直感的であること。作りやすい。

デメリット・・・ソフトが決まっているため、自分の好きなデザインにできないこと・良いものを作ろうとするとコストがかかること。たとえば、裏表紙にフォトブックの企業ロゴが入ってしまたり、A5・40ページだと1冊3,000円くらいかかってしまいます。

印刷会社に入稿する

自身は人にお渡しする上で、1冊の値段が高いことが一番デメリットに感じたので、コストを抑えるべく、印刷会社への入稿を選択しました。

具体的には、製本直送.com を使いました。

こちらは表紙も内容も自分でPhotoshopなどを使って編集する必要がありますが、自在に作成することができます。編集時には、入稿ガイドにそった原稿作成(グレースケールやCMYKへの変更、塗りたしなどを換算し所定の大きさでの作成)が必要ですが、調べれば対応できます。また、コストを抑えられたので、郵送料や試し刷りの金額も含め、1冊 1,000円で人にお渡しすることができました。

⑤一冊、試し刷りで確認しよう

原稿を入稿できたら、試し刷りをします。印刷してみると黒潰れが目立ったり、表紙の文字が中央からずれていることが気になるなど、いくつか修正点に気づきます。

⑥再調整したものを再入稿し完成です!

試し刷りで気になった点を修正し、再入稿して、完成になります!

画像5

今回は写真集の作成で自分が行ったことを共有してみました。写真集を作ってみたいという方は、手軽にまずは自分のために作ってみましょう!!今回の内容が作る際のヒントになれば幸いです!

写真集モデル 金子 嵩明

写真集撮影者 えんぐち けいこ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?