2022TJAR 選考会2日目
2日目
選考会二日目は長衛小屋2:30スタート。当初の予定より、確か30分ほど遅くなりました。(少し記憶があいまいです)
早い人は0:30くらいから起きだし用意を初めていた気がいたします。わたしもその一人。雨も止んでいました。
各自食事と用意を済ませ、スタート地点へ。この日は仙丈ケ岳へ登り返し、藪沢まで下り、さらに大平山荘まで登り返し、仙流荘までのロードを走るというコース。一日目もそれなりに走り登っているので疲労はありますが、TJAR本戦はこれよりもきついと思うと楽なコースではあります。
また、実技試験は1日目に終わっているので、少し気が楽でした。
しっかりと時間内に走り、ゴール後の筆記試験をミスなくこなすことがこの日の課題です。
「落ち着いて、背伸びせず、今自分ができることを着実に」
これが一日目から自分に課したルールです。
スタート
スタートは1日目の順位順に並びスタート。
スタート後すぐに登りになりますが、やはりみんな速い。
26位くらいの位置でもスピードを速く感じ、35位くらいの位置で進みました。走力はやはり真ん中より後ろ。これが自分の今の実力と改めて実感。
仙丈ケ岳まで、登り下りが始まります。この日は風が強かったため、吹かれる場所もありましたが淡々と走りました。下りは調子よく、歌宿、藪沢までの下りで何人か抜き、再度20番台へ。
「自分の実力でもなんとか通用する」そんな気持ちもありました。
川を渡渉し、大平山荘へ。この場所は今年、厳冬期に登った場所。そのときはきつく感じましたが、荷物も冬登山より軽いため楽に感じました。順位もほぼ変わらず大平山荘へ。
スタッフの方もいて、談笑し、楽しい時間でした。
仙流荘へのロード
下りのロード。確か20km程度だったと思います。
気温も少し上がってきましたが、それなりに走れました。この日の全工程の距離も特別長い距離ではないため、まだ足も残っている感じ。
何人か抜き、25番程度まで戻りました。
下り終わり、川を下るロードも淡々と走り仙流荘へ。
自分の走力の実力は中盤~後方。これを確認できたことも収穫でした。
筆記試験へ
ゴールし、そこからは筆記試験。ゴールは25番くらい?
筆記試験に備え、QAなども作成してきました。また、幼少からの山の経験もあるためそれなりに自信もありました。
しかし問題をみると…「これまで聞いていた傾向と違う・・・」
「より具体的、かつ、専門的。さらに、TJARのルールをよく知っていないとわからない問題も。
これには結構焦りましたが、今持っている自分の知識をフル回転し、回答を記載。終わったときの手ごたえは「まあまあ…」という感じでした。
提出後、NHKの方の取材で話をしましたが、この筆記試験の影響で、少し複雑な心境でした。ただ、やることは全部最後までやり通すことができ、その達成感はありました。
そして帰路へ
友人と昼食をとり、ウィルダネスの講習を受講し、駒ヶ根から帰路につきました。予想通りの渋滞。睡眠もそれほどとれていないので眠い。
石尾くんと試験の振り返りやTJARの話をしながら帰りました。
TJARへの想いが強い友人の話はとても刺激になりました。
「自分はそれほどTJARへの想いが強くないのか。」
「それともレースへの覚悟ができていないのか。」
そんな気持ちがあったような記憶があります。
選考会の手ごたえもそれなりにあったので、
「本戦に出場することになったらどうするか」
「試験には受かりたいけど、本戦は不安、完走できるのか」
などなど、気持ちの整理がついていないような気持ちでした。
仕事もプライベートも合理的、かつ、効率的に考えるタイプではありますが、ことTJARに関しては考えがまとまりませんでした。
経験のない未知の距離と時間。やはり、これがTJARだと思います。
これからどうなるか。
合否発表への時間は、そんな複雑な気持ちがずっと続きました。
(続く)