見出し画像

初!しいたけの菌打ち体験

「今からシイタケの菌打ちするさかいに
うちにおいでや~」
いつも、楽しいことは突然ふってわいてくる。

イベントやら仕事に追われて、右も左も
いっぱいいっぱいで動けないときに限って
こんな電話がかかってくる。

ごめん
おっちゃん。
今月一杯は予定きっちりで動かれへん
と謝ってから、一年が経ってしまい・・・。
やっと念願の菌打ち。

おっちゃんの小屋の場所もあやふや。
あの集落のだいたいあのあたりと検討はつくが・・・。
山の端にある三つ目の小屋の前に軽トラ置いてるで
それ目印に来て!
だけの情報で、何とか訪ねる。

小屋のなかで、すでにおっちゃんは作業中。
春の選抜高校野球の中継ラジオを聴きながら。

この木はな、わしが全部山から伐り出してきたんや。
木は、栗の木やら、樫など色々らしい。
1メートルほどに伐られて丁寧に積み重ねられていますが、
その丸太一つの重さは、相当な重量。
おっちゃん元気やなあ。

丸太に15㎝間隔に開けられた穴に金槌で
菌を打ち付けている。
おっちゃんの手ぬぐいがおしゃれ。
見せてもらったら、JA東びわこのレトロな手ぬぐい。
首に巻いといたら暖かいやろ。とのこと。

電気ドリルで原木に穴を開けていく
くるくる木を回しながら。

次に菌を穴に埋めていく。
菌は近くのホームセンターでも売っているしJAさんでも買えるとのこと。
恐る恐る小指の先ほどの、シイタケの軸のような菌の臭いを嗅いでみると…
当たり前?だけど、シイタケの匂いが。
柔らかいコルクのような菌を木に打ち付ける作業は、とても楽しい。
知育玩具の穴を埋めるゲーム感覚。

菌を打ってからシイタケが出るまでどのくらい?
秋ごろには出てくるのかなあ?と思いきや、なんとさらに一年後の秋だとか。菌が木に回るまで思ったよりじっくり時間がかかることに驚きました。
林の下に網でしっかり囲まれたシイタケ小屋。
しっかり囲っておかないとお猿さんに食べられてしまうそう。
一年半かけて出てきたシイタケが獣害にあうとそれはそれは悲しい。

スーパーのパックに入ったシイタケしか知らないので
傘の美しさ、ぷっくり感に感動
とても美しいキノコ

朝採れのシイタケは、瑞々しくとてもジューシー
焼いてお醤油たらすだけで最高のご馳走。

収穫したてのシイタケは、
多賀大社前駅のもんぜん市で販売しています。


この記事が参加している募集

みんなでつくる春アルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?