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令和6年は梅の実が・・・。

梅が不作?と聞くけれど

今年は梅の実が不作で、値段も高騰していると、5月くらいからニュースでなんとなく聞き流していました。
いつも、収穫させていただく多賀町桃原(もばら)地区の梅畑は標高350mの冷涼な山地。人が住まなくなって荒れ放題の山でも、たっぷり梅の実が成る。もったいないので、了承を得て梅の実を2017年頃から毎年収穫させていただいています。

小梅しか収穫できない年も
2021年の様子

収穫はいつも6月末から7月初めごろ。収穫に行くのは山の集落、桃原に限って梅が不作なんてことは無いでしょうし、標高が高い山間部では暖冬の影響など、さほど左右されないでしょう・・・。6月22日桃原プロジェクトの総会後、ひとり集落の一番上まで車で移動して見に行くことに。


薄暗い杉林を抜けて駆け上がる・・・ひとりで。

肝試しなみに怖い

ひとりで大丈夫です!と言ったものの。携帯電話がまったくつながらないところ。
白昼ですが、単独で約50mほどの杉林を抜けて斜面にたどりつくのが、肝試しなみに怖いかも・・・と、林を前に怖気づいてしまう。
鳥の美しいさえずりが山に絶え間なく響くのも、また気味が悪い。
ディアライン(鹿の背丈)には草も木の葉も無い。ということは、マダニとヤマビルが確実にいるところ。
道なき坂道を、超足早に登る。何が怖いって、長靴を忘れたこと。
スニーカーに靴下と長ズボン、半袖Tシャツの無防備さ。鹿やサル、ヘビなど動物に出会ってしまうのも怖いのですが、マダニとヤマビルがもっと恐怖。なので走るように駆け上る・・・。
草に触れるとマダニが付くので、なるべく草を避けて・・・(どんだけ怖がりやねん)。

開けたところは、シカの食べないムラサキケマンの葉やシダ類が残る。

見上げてみるも


梅の木の下を歩き地面を見ても、一個も実が落ちていない。ところどころ奈良公園のようにシカの糞が落ちている。

見上げて、枝の端から端まで見ても、梅の実が見あたらない??
やっと見つけても、一本の木に一個か二個。
ビックリするほど、どの木にも梅の実が無い。
2017年頃からここで梅の実を採り続けて、ここまで無いのは初めて。
梅とり作業は急遽中止に。

梅干しが出来ない

梅のヘタを取るのに数人で何時間もかけて作業して漬け込む作業が今年は無い・・・。出来ない。

温暖化?と思いきや寒い春

思い返せば、今年のお正月はかつてないほど過ごしやすかったのです。いつも雪かきで筋肉痛になるのに、暖かい陽気が続き、あろうことか1月に平野部でも梅の花が咲いていました。
桃原で梅が咲くのは、いつも4月、ゴボウの種まき頃。梅と桜と桃がいっぺんに咲くところなのです。しかし、今年はごぼうの種まきの頃には梅の花はとっくに終わっていました。
そして、多賀まつりの頃(4月22日)、ゴールデンウィーク前半も朝夕、ストーブが欲しいほど寒い日が続きました。
何が原因か分かりませんが・・・。

今まで、大量に収穫できるのに甘えて放置してきたバツなのか。
雪で折れた枝もそのまま、剪定がまったくできていないままの木。
先日からメンバーと、木の剪定をしに山に入る計画をしています。

梅干しが出来ないなんて

お弁当に欠かせない梅干し。
無農薬、添加物が入らない梅は、特に体調が悪い時、救世主になります。
妊婦だったとき、おばあちゃんが漬けた昔ながらのしょっぱい梅しか食べたくない時期があり、それ以来ずっと毎年自分で漬けています。漬けられなかった年は、はじめて。

梅干しにかわるものを

毎日、嫌がらせ顔弁当の唇に梅干しを使用しています。
ぷっくりさせたり、シワシワだったり。
「殺伐とした昼休みに失笑を」をテーマに、弁当箱を開いた時、思わず隠したくなるものを2年ほど飽きもせず制作。美しい見栄えは目指していませんので、人様にお見せできるものではありません・・・。
今後、梅干し唇の日を半減しなければ梅ストックが無くなります。梅に代わるものを何か・・・紅ショウガを漬けようか模索中。

おまけ

昨年に続き、二度目の顔弁当・・・。
作って詰めて、制作時間平均15分の粗作業。

https://note.com/yobishitaga/n/n11e1d7d86351






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