ヨビノリたくみ

YouTubeチャンネル 予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」 のたくみです。主に大学レベルの数学や物理の動画をアップしています。【チャンネル登録者数80万人】東大院卒/元学術振興会特別研究員(DC1)/元予備校講師/現YouTuber

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    • 科学の眼鏡で世界を見れば

      自分が見ている世界を書いています

    • YouTube、1年の軌跡とその戦略

      YouTubeを始めてから1年の間であったことや考えてきたことをまとめてみました

    最近の記事

    誕生日【3分で読める理科ミステリ】

    母は台所を慌ただしく右往左往している 父は丸めたポスターを手に取り、ゴルフの素振りをはじめる もう何年もやっていないはずなのに見事なスイングだ 「みんな、ご飯よ」 母が言った 僕はスマホのゲームを止め、自分の部屋で飼っているメダカに餌をやってからリビングへ向かう 家族みんなで昼食をとる 「5色の料理には、人間に必要なビタミンや繊維質、ミネラルやたんぱく質がしっかりと入ってるんだぞ。残さず食べろよ」 物知りな父は得意げにそう言う ご飯を食べ終えると、母は少しニ

      • 紅葉【3分で読める理科ミステリ】

        季節は秋。夏が好きな俺にとって、冬へ向かっていくこの時期はとても苦痛だ。 「今日はだいぶ冷えるな」 気を紛らわせようと、俺は隣の奴に話しかけた。 「そうだね。昼の暖かさが嘘みたい。僕も驚いてるよ」 出会って1年も経っていないが、この柔らかい口調のせいだろうか、こいつと話している時間は気持ちが落ち着くのだ。 校舎の鐘が鳴り、周りは暗くなっていた。街灯の明かりがあたりを照らしている。 部活を終えた奴たちが楽しそうに話をしながら学校を去って行く。 俺は、地面に落ちてい

        • 数学検定1級に9歳で最年少合格した少年に会ってきた話

          ある日、テレビ局からメールが届いた。内容は要約すると以下の通りだ。 "数学検定1級に9歳で合格した安藤匠吾くんに取材をしているのだが、どうやって勉強したのかと聞くと、あなたのYouTubeチャンネルを愛用しているらしい。番組内でYouTubeの授業動画を使用させて頂けないか" え・・・、 ほんとに・・・?数検1級といえば、その試験範囲に大学数学(微分積分・線形代数・確率統計など)を含む、合格率が10%を切ることもある難関試験である。 それを小学4年生の子供が・・・?冷静

          • 大学生が個性を身に付けたければ勉強すれば良いという話

            今、世の中では 「個性の時代だ!」「人と同じじゃだめだ!」「学生のうちに個性を!」と叫ばれている。たしかに就職難のこの時代、人と同じことをしているだけだと淘汰されてしまうのかもしれない。 そこで大学生は色々なことを考える。例えば留学に行ってみたり、色々なボランティアをやってみたり、サークルの代表になってみたりする。確かにこれらは素晴らしい経験で、近い将来、エントリーシートに書く材料にもなるだろう。 しかし、もっと簡単に、かつ、もっと珍しい個性を身に付ける方法がある。

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            科学の眼鏡で世界を見れば(vol.2)

            ピンピンポンポンピンピンポン♪ 聞き慣れない音がする。 強烈な違和感を覚えながらスマホのアラームを止める。この音に設定したのは紛れもなく自分である。人間の脳は聞き慣れた音を安全だと判断し、聞き慣れない音を危険だと判断する。だから自分は必ず起きないと行けない『大事な日』には決まって普段と違うアラーム音にするのだ。 まだ少し眠いので口にチョコレートを放り込む。ついさっきおやすみ中に悪いことをしてしまった脳みそ君に向けたせめてものお詫びである。 今日はお笑いライブに行く日な

            科学の眼鏡で世界を見れば

            朝、目が覚める。時計を見ると午前11時。少し寝過ぎた気がするが、今日は特に予定のない日なので問題ない。 ずっと目を閉じていたので部屋の明かりが眩しい。しかし、次第に目が慣れていく。これがいわゆる「明順応」という現象だ。作用する視細胞が桿体から錐体へとシフトしていく。頑張れ、俺の可愛い錐体ちゃん。 昨日は夜ごはんの時間が早かったのでとてもお腹が減っている。自分の数少ないレパートリーの中からすぐに食べられるような昼ごはんを考える。 パスタにしよう。 ガスコンロに火をつけ、

            YouTube、配信者から見た視聴者

            YouTubeを見るのが大好きこれは、自分自身がYouTubeの配信者、つまり「クリエイター」側になるずっと前からのことだった。 そのときはもちろん、自分の好きなYouTuberが「視聴者のコメントは読んでいるのか?」「フォロワーのことを覚えているのか?」などをつい考えてしまうゴリゴリのYouTubeファンの一人であった。 そして紆余曲折あり、私は今、YouTubeで動画を配信する側の人間になった。別にクリエイターが偉いわけでもなんでもない。スマホで適当に動画を撮って、Y

            YouTube、1年の軌跡とその戦略④(3つの転機)

            YouTubeを始めてからこれまでの1年間をゆっくりと思い返してみる。そうすると、少なくとも3つの転機があったのではないかと思える。 晴れ、曇り、雨だそれは天気だ。さて、開始早々滑りすぎて笑いのゲリラ豪雨が〜と言いたいところだが、傷を重ねたくないのでさっそく本題に入ろう。 チャンネル登録者は滞ることなくコンスタントに増えてきた方だと思う。しかし、その伸び率には変化があった。最初は1日に20人、それが50人、100人という感じだ。そして、この記事を書いている「今」は1日に2

            YouTube、1年の軌跡とその戦略③(Twitter運営)

            私はいわゆる「ツイ廃」だ暇さえあればTwitterをしている。何もこれは「YouTubeを始めてからそうなった」という訳ではない。生まれつきのツイ廃なのだ。お母さんのお腹に居たときもバズっているツイートを意気揚々と収集していた。もちろん後半は嘘だ。 さて、現状は登録者0人。どうすればこのチャンネルの存在を知ってもらえるのだろうか。私が選んだのは 当然、TwitterだったTwitterは数あるSNSの中でも最強の拡散力を持っている。そこにフォロワーの数など関係ない。バズれ

            YouTube、1年の軌跡とその戦略②(美学の後回し)

            チャンネル登録者は0人もちろんスタートはそこからだった。YouTubeは初動が一番難しい。どんなにクオリティが高いものであっても、登録者0人の勉強動画を見る気は湧かない。絶世の美女ならサムネでとびきりの笑顔を見せればいい。残念ながら私はそうでなはい。アキネイター似のアンパンマンだ。 それでも何かしら動画を出さないと話は始まらない。 7月の半ば、世の大学生は夏休みという天国に向けてテスト勉強という地獄の期間を歩んでいる最中だ。 ここしかない 理系大学生がテストで困るであ

            YouTube、1年の軌跡とその戦略①(フェルミ推定)

            元々、考えることが好きだった。 YouTubeをはじめるときも、どうせやるならしっかり考えて戦略的にやろうと思っていた。大学生向けの授業動画を主としてあげていく場合、どのように戦っていくべきなのだろうか。 まず初めにやったことは『フェルミ推定』だったブラウザバックするのは待ってほしい。これは真面目な話なのだ。マニアックな内容で攻めていく場合、「その母数はいくつぐらいなのだろうか」ということを把握することは必須だろう。そうじゃないと上手く行っているのか上手く行っていないのか

            暇人の機動力。大学院生がYouTubeをはじめるまで

            2017年の7月、ついに私は決心をした。 「YouTubeを始めよう」 これは、暇な大学院生がYouTubeを始めるまでのストーリーである。 大学の勉強はおそろしく難しい。そして、大学の授業はおそろしく分かりにくい。高校レベルの勉強でさえ教えるプロが求められているこの時代に、大学の勉強では何故それがないのか。学部生の頃から不思議でたまらなかった。 そう思っているうちに、いつしか私は大学院生になっていた。そして、状況は何も変わっていなかった。 大学院での生活に対し、何