第29回　ランダム国語辞典

国語辞典サイトでランダムで表示された語句の中から
選んだ語句を基にイラストを描くこのシリーズ。
今日はどんな語句でしょう？

①イラストと語句

選定語句：聞香

意味・語句説明：香の香りをかぎわけること。もんこう。

参照サイト

「聞香」（ぶんこう）の意味

➁解説

香の香りをかぎ分けることなんかあるのか？

現代で言えば、愛人の香水の匂いで浮気がばれることが
あるみたいですね（笑）

平安時代、貴族たちの間ではお香が必需品だったと言われています。

身分の高い女性は簡単に人前に姿を現すことはなく、
すだれの向こうに座っていたとされています。
会えるのは夜中。暗闇にぼんやりと白塗りの顔が浮かんでいたとか（笑）

姿の見えない思い人を、貴族の男性はどのように個人を特定するかと言うと
お香の匂いで判断するそうです。

女性はいろいろなお香をブレンドしてオリジナルのお香を作っていたとか。

男性はお香の匂いをかぎ分け○○ちゃんだ！と判別していたわけですね！

また平安貴族はお風呂に滅多に入れなかったので、
体臭もきつかったかもしれません（十二単は汗かきそうですし・・・）

オリジナリティ、消臭の観点から平安貴族の女性にとっては
お香のブレンドは重要だったみたいですね～

香水がきつい人がいたら、
お前は貴族か！ってツッコんで見てください（笑）

次回もお楽しみに！