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家事能力ゼロの女が育休中に修行した話


日本男性の家事時間は短すぎると、OECDか何かの統計が出る度に話題になる。
内閣府HPによると2020年は1日に41分だったとか。(6歳未満の子供がいる家庭)。対して女性は3時間45分だったという。

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/html/column/clm_01.html

この手の数字をみるたびに私は「子供がいるとそんなに家事があるのか・・・」と恐れていた。私は毎日どころか週に30分も家事をしていたか怪しかったから。
20歳で一人暮らしを始めてから10年以上、私は、家には「寝に帰る」生活をしていた。仕事が終わったら飲みに行きそのままベッドにダイブ。休みの日は昼間で寝る。家の汚れは3年に1回の転勤とともにリセット!が常だった。

単純に怠け者で衛生観念が弱いということもあるが、「どこから手をつけていいか分からない」が一番大きな理由だった。今日こそはと思う度に、やる気・時間・お金・体力、毎回どれかが欠けていた。
産休・育休はそんな私が真人間になるための千載一遇のチャンスだった。

というわけでこの半年間、試行錯誤しながらやってきたことを記録しようと思う。



家選び:とにかく収納重視


妊娠が分かってから引っ越しをしたので、夫婦+乳児で暮らしてもきれいに保てることも考慮して賃貸物件探しをした。大事だったのは収納。
決めたのはウォークインクロゼットと押し入れのある3LDK。計6畳ほどを収納に使っている。
洗面台やキッチンの収納も、多ければ多いほどいい。
あとは、汚れの目立つ大きな窓がないこと。

家電:「令和の三種の神器」


ドラム式洗濯乾燥機、食洗機(ビルトインタイプ)、ロボット掃除機の「共働き三種の神器」を入手。ロボット掃除機を一度お試ししたので、その手間があった。
所要金額:約30万円
所要時間:機器のお手入れ方法を調べ、洗剤やホコリフィルターなどを発注する。それぞれ1時間あれば十分。

収納:メジャーと100均が味方


物の場所を定めることがきれいな家の第一歩。引っ越しに伴って棚や収納カゴ類を選抜しなおした。
中身を全部出す→選別して捨てる→新しい定位置を決め、メジャーで必要なカゴの大きさを測る→100均のサイトで箱を探す→買いに行く→入れ直す。
所要金額:1万円ぐらい?
所要時間:1部屋に半日ずつかかった。とにかくひと部屋やる事に100均に通うのが面倒だった・・・

家事アプリでPDCAが回る


家事をリストで管理できるので、家をきれいに保つために必要な掃除の「種類」と「頻度」、「必要物品」を知ることができた。
「洗濯槽の掃除」「電子レンジの集中掃除」など不定期の掃除は絶対に忘れるので非常に助かる。頻度を記録しておけば家族に分担を頼むときもすぐに指示が出せる。
このアプリのプリセットリストには、「定番品ストックチェック」「乾物の賞味期限チェック」「家事の頻度見直し」とかがある。チェックをルーティーンの一つとして組み込んでおくと、作業効率がかなり上がるということを初めて知った。

大がかりな作業は時間を計測


上記のリストを元に走らせてみて、おおよその時間や必要な物品を把握する。

風呂の大掃除→所要時間2時間。中性洗剤、クエン酸、スポンジ、ぞうきん、3種類の大きさのブラシ(排水溝と床用)
窓掃除→ひと部屋30分。重曹スプレー、古タオル


上記の家事+料理で、現在は1日に2時間ほどは家事をしている。
復職したらそんなに時間とれないと思うので、共働きバージョンのクエストもおいおい記録したい。

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