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パーフェクトディズを観たパーフェクトデイ

急に思い立ち、仕事帰りに映画
パーフェクトディズを観た

役所広司演じる公衆トイレの
清掃員、平山の1人暮らしの日常
ドキュメンタリーのように
淡々と描かれているが

何だかずっと釘付けになる
判で押したような毎日だが
下を向いてため息などつかない
いつも、上を見てにっこり微笑む

仕事に行くときの、車で聴く音楽は
カセットテープ
その音楽がまたセンス良し
あーいーよねこれ!って言う
歌ばかり

昼休みに見上げる緑
そして、古いフィルム仕様のカメラで
木漏れ日を写す

夜は銭湯に行き、行きつけの居酒屋で
静かに飲んで、家に帰り
本を読み寝る

映画を観ながら
平山に自分の日常を重ねていた
1人で目覚め、1人で寝る
しかし、寂しいわけではない

音楽を聴いたり、植物を愛でたり
日常が楽しい

今度は今度
今は、今!
そう叫んだ言葉が印象に残った

そう、今を生きているんだから
今を大切にしなくては

以前、私が辛かった時期に
インスタにあげた言葉がある

いつも心穏やかでいたい
ただ、そう思う

毎日、笑えて、美味しいと思って
感謝して寝る

そんな毎日があるなら何にもいらない

時々、この言葉を見返して
このときの自分を
ぎゅっと抱きしめてあげたい気持ちになる

悲しいこともあったけど
今の私はこの小さな願い通りに
生きれている

なんでもない日常が
とても幸せなんだと

29年前に阪神大震災があったこの日に
この映画を観て改めて
感じた色々

今日は私のパーフェクトディでした

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