Yo Sato

海外マネジメント&キャリアカタリスト。 世界で戦うビジネスパーソンの戦略実行と組織開発…

Yo Sato

海外マネジメント&キャリアカタリスト。 世界で戦うビジネスパーソンの戦略実行と組織開発、そして自分らしいキャリアの実現を支援しています。 2カ国留学、3カ国駐在、8カ国でのプロジェクト遂行を経て、2022年より欧州在住。

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外国人部下の評価を下す前に -ちゃんと目標設定されていますか?

異文化適応でよく語られるU字曲線モデルというものがあります。 海外に赴任した初期はハネムーン期と呼ばれ、全てが新鮮で、期待に溢れ、異文化もポジティブに受け止めようとし、その後カルチャーショック期、回復期、適応期と続きます。 (その後の発展で、帰国時の再適応まで含めることもあります。また、異文化だけでなく転職や進学などの環境変化でも使われます) 単純化しすぎていると批判もあるモデルですが、予め知識として持っておくと、これまでの常識が通じず戸惑ったり、誰かが悩んでいる時などに、現

    • 海外赴任で活躍するために、着任後すぐに行うべきこと

      先日、これから初めての海外赴任を迎える方と対話する機会がありました。 その方は若くして大手企業の管理職を担い、専門分野に精通されていて、現地法人の管理部門の責任者として赴任予定です。 ただ、日本本社からの期待役割は大まかには理解しているものの、現地側のニーズや課題は未知数で、また業務上のパートナーとなる現地のマネジャーとは何度か顔を合わせた程度、英語も得意ではないということで、渡航が近づいて現実的に見えてくるにつれて不安が高まっているという状態でした。 このようなケース、多

      • 昇進・異動・海外赴任時に初速を上げるための事前準備

        最近は30-40代の新任管理職と、より若い世代の海外トレーニーのメンタリングが増えてきました。新たな環境や働き方に直面するわくわくとドキドキが、こちらまで伝わってくるような日々です。 どちらも共通して感じるのは、自分が今、転換点に立っていることを認識する機会があるかどうかで成長速度が大きく変わるということ。 これまでと同じ拠点や組織で管理職に昇進される場合、それまでにチームリーダー的な役割としてマネジメントの訓練期間を経ている方が多いようです。 それはプレイヤーからマネージ

        • 海外で働くおもてうら ビジネスパーソンの孤独

          地方都市で生まれ育ち、海外旅行なんて宝くじが当たるくらいの遠い夢と思っていた自分が、一つの出会いから学生時代にニュージーランド留学。 その後就職してからアメリカ留学に加え、オーストラリア、シンガポール、タイで駐在し、マレーシア、ベトナム、インドネシアでも仕事をする機会に恵まれました。 そして現在は配偶者の仕事の都合でフランスに居を移しています。 振り返ると本当に目まぐるしく、有難い経験をさせていただいたと心から思うのですが、その真っ只中にいる時は、良くも悪くも想像以上に孤独

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