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水が出ない

■2023年(両親81歳)

5/10 
単身で訪問

5/9夜に、父が母に激しく詰め寄ったそう。

他の入居者さんもびっくりするほどの怒声だったとか。

母がしょんぼりしてるので励ましてあげてくださいとかってスタッフさんに言われる。

またしても信じられない。

居室に入ると、洗面所の水道の蛇口が紐で縛られていて、水を出せないようになっていた。

よく見ると、レバーハンドルと蛇口が実に巧妙に紐で縛られて固定されている。

母が洗面台に立ち、いつものように水を出そうとするもなかなか水が出ず、戸惑っている光景を見るのが辛い。

「居室で水を使うシーンは特にない」とは言われたが、本人たちは、何気なく手を洗ったりしたいシーンがこうしてあるのだ。

やはり水が出ないと言うのは不自然だ。
胸が痛む。

床に置いていた衣類の入った段ボールも濡れていたので中身を確認すると、結構湿っている。

中身を全部出して確認すると、底の方の洋服はかなり濡れて蒸れており、嫌な臭いまで漂っている。こりゃダメだ。

この機会に併せて衣替えもしてしまう。

濡れてダメになった洋服と共に、もう着られない服(チャック式のズボンやトランクス、スパッツ、タイツなど)を処分することに。

父のメガネが上部の棚の上のティッシュ箱の上に置かれているのを見つける。

敢えてここにスタッフさんが置いていたのかは不明。

母も父に似てきて、ここ最近見えないものが見える現象が出始めているそう。

癇癪を起こすこともあるとか。信じられない。 

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