祖父母たち

おじいちゃんは生粋の頑固さんでテレビのチャンネル権やら何から何までおじいちゃんが握ってた。
まだ子供だった私は耳が遠いおじいちゃんと話すのが大義だなと思うこともあったなぁ。無口で怖いけども、それでも孫たちには優しいおじいちゃんだった。

おばあちゃんは真逆で口が歩いてるような人で、おばあちゃんに会いに家にはいつも誰かが来てた。と思ってたけど、おじいちゃんが癌で亡くなってからは来客も減っていったような気がする。
無口で頑固なおじいちゃんだけど、人望のある人だったんだろうな。

おじいちゃんとおばあちゃんは顔を合わせるたびに喧嘩してるような2人で、この人たち仲悪いなぁと幼心に思ってた。
けどおじいちゃんが亡くなって半年ぐらいは毎日おばあちゃんはお仏壇の前で泣いていて、あぁ、この2人はあんな感じでもどこかでしっかり繋がっていて案外いいコンビだったんだなと思う。

今や毎日遊び呆けて忙しいおばあちゃんもそれもそれで好き。

敬老の日、2人ともありがとう。

今日はここまで。