コロナは人との繋がりも分断する
新型コロナウイルスが脅かしてるのは経済、僕らの安全だけではありません。僕らの人との繋がり、社会すらも分断しています。
実際に知人と会わなくなったこと、自粛によるストレス、フェイクニュースや不安になる事実...それらの多くが僕らと人の繋がりを蝕んでいます。
疑心暗鬼になるのはわかります。でもこんな時だからこそ人に優しくしたいと僕は思っています。でもコロナによる分断は止まらない。
それに加えて在宅勤務や外出自粛により「家にいる」という選択肢を得たこと、そして「店舗を持つこと」が安全とは言えなくなる時代が来ている今現在。これから世界のあり方は大きく変わることでしょう。
そろそろコロナ収束後を生きる僕らが今後どう生きていくかを考える必要があるのかもしれません。今回はそんな話です。
誰かの非を許してあげるということ
これは僕というキャラクターを知ってもらう上で大事なことなんですが、僕はこれまで人と関わること=コミュニケーションを大事にして育ってきました。
その上で今コロナ禍の現在を俯瞰して思うことは、どうして人を責め立てることがこれほど出来るのだろうか、ということ。みんな余裕がなくなっているのはわかる。僕もそうだから。
だからといって一部の人間が人を傷つけていいことにはならない。たとえ何か非があったとしてもそう思う。
度が過ぎることもあるとは思うが一度冷静になって暖かい目で見てあげてほしいというのが本音だ。だって怒ってしまったものはしょうがないのだから。
そういった怒りが人と人を分断してしまう原因になっているのは否定できない。人は誰しも過ちを犯すものだから、それをみんなで支えてあげるしかない。そう上手くいかないのもわかってはいる。
「怒り」は理性的な考えから自分を遠ざける
人は誰しも怒ると思う。感情がある限りはしかたのないことだ。でも忘れないでいてほしいのは「怒りは理性的な考えから自分を遠ざける」ということ。
僕は緊急事態ほど感情で動くということが1番危険だと思っている。僕もしてしまうので人のことは言えないが怒りそうになったらまず一度深呼吸してみてほしい。そのあとにもう一度起こってしまった事実を俯瞰してみる。
僕はそうやって怒りという感情から自分を引き戻している。それで僕はあまり怒らないようになった。
1番怖いのは怒りという感情に身を任せて、取り返しのつかないことをしてしまうこと。例えば人を傷つけてしまうとか...
人はとても脆い生き物で何か辛いことがあると場合によっては立ち直れなくなる場合もある。僕も何度も経験のあることで、今はこうして立ち直っているけどとても時間のかかる行為でした。
「何事も時間が解決してくれる」とは言っても立ち直るまでの時間は出来れば体験したくない。辛く苦しく、そして無駄だから。(立ち直ったあとにその体験を何かの形で自分に落とし込めれば無駄ではないが)。
だから個人的な願いとしては、取り返しのつかなくなる前に自分の怒りと何かの形で和解してほしいと思っています。
「考えることを放棄して行動する」が1番危険
「緊急事態ほど感情で動くということが1番危険だと思う」と言ったがそれについてもっと深く掘り下げてみよう。先に断っておくと別に感情で動くことが悪いと言っているわけじゃない。
もっと噛み砕いていうと「考えることを放棄して行動する」ことが1番危険だと思っているということだ。コロナ禍前の時代と言えば...正直考えなくても生きていける時代と言えると思う。
何故なら代わりに考えてくれる存在=スマートフォンがあるから。
スマートフォンの普及でインターネットが身近になった今では考えなくても検索1つで答えを知れるような時代が到来しました。Siriに尋ねれば大体の答えが返ってきますし計算もスマホ1つで事足ります。人間は生きるのにさほど頭を使わなくていいのです。
とてもいい時代ですね。でもその代わり一定の人にとっては「考えないことの習慣化」が起きてしまうという部分も否定できません。
実際にそれが起こっているかは置いといて...僕ら意外と考えていないかもしれないという事を頭に置いておいて欲しいです。
そして考えるという行動を妨害するのは良くも悪くも「感情」です。特に怒りや悲しみなどの強い感情です。
感情にはいい側面もあれば悪い側面もある...という事を意識した上で周りの影響を考えて行動することが出来れば、取り返しのつかない事が怒る危険性は減らすことができます。
焦る気持ちはわかります。いつ終わるかわからないこの緊急事態に僕も焦っています。毎日多くのデータを眺めながらいろんなものを数えて生きています。
焦ってしまうけど落ち着いて冷静でいる、ということを意識して今は待つしかありません。
コロナは人との繋がりを「分断」する
「分断」という言葉が出てきたのはそれほど昔のことではありません。コロナ禍以前にも僕らの知らないところで分断社会という事実はありました。
コロナウイルスは人との繋がりを壊すことによって、その分断を急加速させました。僕は外出自粛からの40日間ほぼ知り合いの誰とも会っていません。
家にいることは世界を守ること...とはいえどうしようもない孤独感はぬぐいきれません。
でも僕は常に考えてきました。「いまだからこそ何か出来ることがあるはず」と...
僕が自粛中にずっと考えていたのは
①ネットを通してコミュニケーションを取り、人との繋がりを絶やさないこと
②自分がお世話になった場所や社会にも自分が出来ることをする
の2つでした。今振り返ってもちゃんと出来ているかはわかりません。でも続けていくしかないと思っています。
家にいながら多くの人とネットを通して会話をして、お互いの安否や心配事を確認しながらすこしずつ今できることをする。
それが僕がするコロナ対策です。自分の安全を守るのは前提ですがコロナの影響で分断されてしまった関係を取り戻すことも僕が出来るただひとつのことだと思っています。
「今自分ができることをする」ということ
たとえどんなちっぽけなことでもいいんです。家にいるだけでも手洗いうがいをするだけでも人は誰かのヒーローになれます。
今僕がこの話を通して伝えたいことは
①今後どう生きていくかを考えること
②こんな状況だからこそ誰かに優しく接して欲しいこと
③人との繋がりを絶やさないこと
④上のことを出来るだけ考え続けること
を大切にしてほしいということです。本当に今は難しい時代です。でも今という時間を有意義に過ごして欲しいと思います。
コロナが収束したらみんなで経済回復をがんばりましょう!以上が僕が自粛中に考えていたことです。
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