"少しだけでいいから……その声を聞かせて" ツー…… 『おかけになった電話番号は、現在使われておりません』 ひかる:もしもし、ひかるだけど……元気にしてる?そっちは天気どうだった?こっちはね、土砂降りの晴天だったよ笑……意味わかんないよね、ごめん… やめないと、この行為に意味なんてないのに… ひかる:そっちに天気なんてあるのかな…?わかんないや笑…… つらくなるだけでしょ?過去を恨むだけでしょ? ひかる:っていうかそっちから全然連絡くれないじゃん笑、私のこと嫌い
お昼、私の楽しみはーーーーーーーーーーーーーー その華奢な体にはかなり重たいであろう扉を開く 玲:うんしょ……おや? ○○:Zzz…… どうやら今日は先客がいるらしい 玲:うわぁ…爆睡してる……いひひひ笑 私のお昼の楽しみは、屋上での1人昼食 決して友達がいない訳ではない…が、お昼は1人のほうが居心地がいい 玲:この人も同じなのかな…… ○○:Zzz…… 自然と指が彼の頬に触れる 玲:ツンツン… ○○:う〜ん…… 玲:……可愛い笑 なんでかな、愛お
ー伽藍堂 その1ー 私の心は空っぽだ それが心地よいからいいんだけど 誰も私のことを見つけれない 友達と呼べていた人達も、お隣さんも…… 家族さえも みんなの中から私は消えてしまったんだろうね 私の中からも全て消えてゆく感覚がする でも心が軽くなったんだ、自由に生きれている気がして ……だけどね 玲:もう飽きちゃった こんな人生、もうキッパリやめちゃった方がいいよね 誰からも認識されないことが苦しみに変わる前に 『今日未明、△△県□□市の路地裏で女性
私には好きな人がいる 彼がこの気持ちに気づくことはないだろうけど それでも幸せだった 彼をこの目に映すだけで 彼の声をこの耳で感じるだけで 彼のことを考えるだけで この胸いっぱいに幸せが溢れていくんだ それだけで充分だった だけど…… あの言葉を聞いてから私は……… 〜〜 凪紗:ん〜、もう!重たいよ!学級委員だからって私ばっかり! HRでまとめたみんなのノートを職員室へと運ぶ 凪紗:意外と遠いんだよね〜、職員室……うん? ○○:ははは笑、おもしろいなそれ
“おい!ひーちゃんをいじめるな!” あぁ…またこの夢か 古い記憶?思い出? いや、そんなもので括りたくはない 鮮明に覚えている。これは━━━━━━━━━━━ チュンチュン… ひかる:…………朝か… 重たい体を起こし、カーテンをひらく 今日は晴れ。幸先がいい ひかる:……○○… 口から自然とこぼれた……この街にまだいるかな? 会いたいよ…… ひかる母:ひかるー!早く起きなさーい!転校初日から遅刻するわよー! ひかる:…はーい!起きてるよー! 手早く身支
最近、僕の周りで物騒なことがたくさん起きます \パァンッ!!!/ 〇〇:っ!? ??:トコトコ…… 〇〇:誰だ!? 後ろから急にクラッカー鳴らされたり… 〇〇:ブゥゥゥゥ! 友人:おいっ笑、おならすんなよ! 〇〇:いやっ違う!違う!これブーブークッションだよ! ??:……ニヤリ ブーブークッション仕掛けられたり… 〇〇:なんだ、これ… 友人:箱…だな 〇〇:あけりゃいいのか? 友人:お前まじか!あぶねぇもんかもしれねぇぞ! 〇〇:…死ぬ時は一
いつも通りの学校を終え、放課後… 私は‘’独り‘’屋上へ向かう。 ガチャ…ギ…ギィィ 普段誰も来ないのだろうか? 扉は私の意志を拒絶するかのように重たかった その拒絶さえも嬉しく感じた しかし私は歩みを止めることなく そして柵を越え… 優しい風が吹き抜ける 青々とした景色が広がる だけど…こんな美しい世界に 美青:私はいらない ガチャ…ギィィ 美青:え? 〇〇:おっとぉ? 扉の方を振り向くと関わるはずのない だけど見慣れた人がそこにいた 〇〇:あぶない