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独立開業までのリアル〜理学療法士1年目から転職編〜

かなり久しぶりの投稿になります。
大変長らく投稿をサボっていましたが、諸々落ち着いてきたのでコツコツとnoteの発信もしていこうかと思います。

以前の投稿で転職した話をしましたが、読んでくれましたでしょうか?

これから何回かに分けて、理学療法士として就職してから転職、副業を初めてから独立開業をするまでのストーリーを投稿していきたいと思います。

今回は、理学療法士1年目〜転職編なので、以前の投稿と被る部分もありますが、ご了承ください。


期待に溢れた1〜2年目時代

理学療法士養成校時代には国家試験前に就職活動があり、国家試験に合格すると就職が確定します。

大学4年次は勉強に追われて忙しい日々を過ごしながらも、なんとか無事国家試験に合格し、親元の茨城県を離れて千葉県で就職することとなりました。

新卒で入職した整形外科はスポーツに特化しており、高校年代〜プロで活躍している選手なども来院されていました。

私自身もずっとサッカーをしてきて、理学療法士になろうと思ったのもスポーツに携わる仕事がしたいという気持ちがあり、就職先としてその整形外科を選択しました。

社会人となり理学療法士として働いていれば、スポーツに携わることもできて生活も比較的安定できると、当時は安易に考えていました。

1年目はそんな期待を持ちながら、新しいことを覚えるためにただがむしゃらに毎日働いていて、それ自体特に不満もありませんでした。

毎日朝早く夜遅くかったとしても、何か充実していて、たまに仕事帰りに同期や先輩と居酒屋に行ってお酒を飲みながら仕事について話をするのが楽しいと感じていました。

不安が溢れた3年目時代

しかし、家と職場の往復で休日はカフェで勉強や仕事をする生活が続き、気付けば理学療法士3年目が終わろうとしていました。

入職時に3年目までに研究等で実績を残していけば、やっていない人と比べて給与面でも差が出ると言われていたので、研究発表なども行いましたが、実際は給与面に差はつかず、給料は生活費で無くなっていき、貯金もほとんどできていない状態でした。

(今思い返せば、自分のやりたいことではなく、お金のために何かを頑張るという考えがそもそも間違っていたなと思います。)

当初やりたかったスポーツ現場での活動も、院内の業務でいっぱいいっぱいになりできておらず、目標も無くなっていました。

自分は何のために働いているのだろう?と考え込み、今後どのように生きていきたいのかと見つめ直すようになりました。

自己分析をしている中で、自分は人にやらされるような仕事をするより、自分で仕事を作り出して、自分が良くしたいと思う人に全力で、向き合いたいのだということに気付きました。

では、自分がどんな人を相手にしてその人を良くしていきたいのかと考えなければなりませんが、これは次回以降の投稿でお話ししていこうと思います。

理学療法士4年目そして転職

人の身体を良くしていくということで、当時は特に何か自分に武器があるわけではなく、ただ運動療法はかなり効果的だなと肌で感じていたので、何か運動療法として使える武器を身につけたいと考えていました。

たまたま同期がオンラインでピラティスのレッスンを受けていたので、「ピラティスってどんな感じ?」と聞くと、「めっちゃいいよ。」と返ってきたので、とりあえず自分で受けにいってみようと思いました。

地元の茨城で理学療法士界で有名な方がピラティスインストラクターとして開業されていたので、予約して実際に受けてみましたが、一言で言うと衝撃でした。

今まで自分がどれだけ身体を正しく使えていなかったのか、そして正しく使うとこんなにも地面に立つ感覚が変わるのかと。

これを自分でも患者様やお客様に提供できるようになれば、もっと痛みや不調で悩む方は減るのではないかと感じました。

そこからはピラティスの資格を取れる団体を調べて、体験会に参加し、少ない貯金を切り崩して資格を取得しました。

(ピラティスもですが、医療系の勉強会や資格を取得するのは本当にお金がかかります…)

先ほど話したように、自分で仕事を作り出して自分が思うように働くためには、自分と価値観が合う人と出会って、その人の下で働くか、リスクはありますが独立するという2択かと思いました。

当時は、この人に付いていって、一緒に働いて成長していきたい!と思えるような人に出会えていなかったので、独立して自分の思うように働きたいと思いました。

そのためにはまず取得した資格を活かして副業で経験を積む必要があると考え、副業ができる職場に転職しようと決心しました。

ここまでが私が理学療法士になってから、転職しようと決心した時までの流れです。

さいごに

ここまで至るまでに本当に悩みましたし(これからもたくさん悩みますが)、鬱になりかけましたが、自分で考え決心して歩んだ道は、今思い返してみても間違えていなかったなと思います。

同じような経験をして燻っている方もいるのではないでしょうか?
そんな方が読んでいただき、自分も行動してみようと思えるような内容をこれからも伝えていけたらと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回は、【独立開業までのリアル〜転職から副業編〜】です。

どうぞお楽しみに。

米川俊樹/理学療法士/経営者

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