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本格派ッ!チャーシューの逆襲

「さあ、モリモリ食べて、ビシバシ働こう」
ースタジオジブリ「紅の豚」より抜粋ー

仕事に対するポジティブな姿勢が伝わる良い句である。毎度世を席巻する花粉大戦争が終幕の兆しをみせ、春爛漫を迎えたかと思えば散りゆく桜の花越しに梅雨のアホの陰気くさい姿が見え隠れ。アンニュイな日々を前向きに生きていくためにも、勢いのある肉料理をこしらえたいと思うのが台所に立つ者の心得ではないかと思う今日この頃です。

さて駄文もほどほどにポルコを見習いまして、今日も自分のレシピでもないのにでかい顔をして紹介していきましょう。台湾風の焼豚。

こちらは私が敬愛してやまない銀座ロックフィッシュ間口さんのレシピですがシンプルで秀逸。美味しいのです。鍋ひとつ。洗い物も調味料も少ない。お酒に合う。ハラショー!

まずは以下の食料を調達しましょう。
◯豚の塊 500〜700g(バラ又は肩ロース)
◯焙煎胡麻油 大さじ1
◯砂糖 大さじ2(あれはきび砂糖)
◯醤油 100ml
◯日本酒 100ml(又は紹興酒)
◯みりん 100ml
◯五香粉 小さじ1

まずは胡麻油を引いた深めのフライパンに肉と砂糖を投入し、ガリっと焼く。ちょっとやりすぎたかな?と、寝床でドキドキするくらい焦がしてOKです。恐れずに一歩を踏み出し、存分にメイラード反応を起こしましょう。

焼き色がついたら液体調味料三兄弟の出番です。ざばっと入れましょう。強火にかけ、アルコールが飛んだタイミングで味のフィクサー「五香粉」を投入。コレにより、ただの肉煮込みが突然頭角を現し中国四千年の風を纏い烈海王みたいになります。
弱火に落として落とし蓋。30分くらい煮込んでいきましょう。

火を消し鍋が冷めたらタレごとジップロックへ。ときめく心をぐっと抑えて1晩〜2日寝かせれば完成!
切って食べればお腹から元気が噴き出します。範馬刃牙、復活。タレは茹でキャベツ、茹でもやし、ビーフンの味付けにも最高です。ぜひお試しくださいませ。

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