「サイゼリヤ」と「音楽の時間」

週末のドライブ。
ディスクジョッキーはむすめです。

自然とプレイリストは娘の大好物に染まります。NiziU、NiziU、NiziU、ニジユー、ニジュー、にじゅう、にじう、にじる、煮汁………。こどもは何回でも同じものを聴き続ける天才です。しかしオトナには少々つらい。もうこれ以上、煮汁を煮詰めたくないのです。

「ねえ、パパもニジウは嫌いじゃないけどさ、ずっとリピートはちょっと飽きちゃうかな。いったん休憩で、志ん生はさまない？」「ヤダー。」「ですよね。」

しかし帰り道。こどもは力尽きて後部のシートで眠りにつきます。ここから先は大人の時間。何を聴こう。眠気の覚めるものがいい。ディスクジョッキーは奥さん。SPEED、SPEED、スピード、スピィド、すぴいど………。

「ねえ、志ん生はさまない？」「ヤダー。」

ですよね。

はい。与太話もほどほどに。
車でお出かけした日は、いちから夕飯の準備をするのは大変よね。でもリーズナブルに済ませたいわよね。わたしワガママよね。という状況で強い味方になってくれるのが「サイゼリヤ」です。

サイゼリアといえばボロニア風、シシリー風、フリウリ風、パルマ風などなど、とにかくイタリアの風が吹き荒ぶことで有名ですが、王者の風を吹かせているメニューといえば「ミラノ風ドリア」で異論はないでしょう。

なんと言ったって300円ですからね。半熟卵を乗せても350円。安い。気になる。どういうことなんだ。と、地元にオープンした新店舗に90分並んで食べて、記念品のお皿をいただいたのが25年前。思えば長い付き合いです。

なんだかんだ、ずっと好きなんですよね。
ミラノ風ドリア。

きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。

それでは、また明日。