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「ひやむぎ」と「中肉中背」

細すぎてもダメ。(1.3mm未満はそうめんの国)
太すぎてもダメ。(1.7mm以上はうどんの国)

わずか0.4mmの世界に生きる「中肉中背の麺」。それが「ひやむぎ」です。原材料や製法は3兄弟とも同じなので、違いは太さだけ。

なんとルーツは室町時代に。うどんを細く切ったものを「切り麦」と呼び、それを冷やして食べた「冷や麦」が始まりなのだそうで。(ビバ室町人!)

僕は同じ中肉中背として(そう思っているのは本人だけで周りの人たちには「うどん」と思われているかもしれない。)「ひやむぎ」には他人とは思えない親近感を抱いているのです。

気づけば7月最終日。夏まっさかり。
酷暑のさなかの「ひやむぎ」は格別のおいしさです。つるりと麺をすすりあげ、氷を浮かべた麦焼酎の水割りで涼をとる。これぞ「飲み助の夏」ですね。(麺類には麦焼酎がイイ!同じ麦同士だからでしょうかね。)

ちなみに写真はかの有名な「金魚印」。伊藤手延製麺所のひやむぎです。つるつるぷりぷりで最高!色々試しましたが、今のところコレが一番好みです。

ひやむぎを茹でるたび、ありき日に祖母が作ってくれたメンツユを思い出します。

椎茸ダシに味噌、酒、みりん、すりごま。ミョウガ、ネギ、シソ、キュウリを細かく刻んだものと、ダシをとった椎茸も入っていました。(なんとなく宮崎県名物「冷や汁」に近い感じでしょうか。)

あれはおいしかったナア。

明日は日曜日。
昼ごはんに、こしらえてみるとしましょうかね。


それでは、また明日。

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