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「シン・ラーメン」と「酢キャベツ」

冷凍庫の片隅で凍え、
震えている『牛肉の切れ端』。

全盛期(賞味期限)を過ぎてなお、
ひたすら出番を待ちつづける『納豆』。

つめたく乾いた風を絡ませ、
枯れて、しおれていく『ネギの頭』。

人々の記憶より忘れ去られ、
酸っぱくなってしまった『漬け物』。


僕らの頭上にもう陽はのぼらないのか?
希望はすでに絶えてしまったのか?

なすすべもなく暗がりでうなだれながら、
最後の日を、ただ待つしかないのか?



否。




夜明けはやってくる。

なぜなら、僕らには一筋の光明が、
『希望』が残っている!

今再び、光ある食卓へ帰ろう!
運命(さだめ)を変える時は、今なんだ!

さあ、みんな!!
最後の力を振り絞れ!!僕らの『希望』!
『希望』のその名を叫ぶんだッ!!


せぇーーーのッ




『辛ラーメェーーン!!!!!!』





はい。

そんなこんなでございまして。
それはそれは美味しくいただきました。


『辛ラーメン』の良さは何と言っても、
煮込んでもへこたれない麺のコシ。それと、発酵系の旨味、酸味と好相性の韓国系スープですよね。

このスープは納豆も漬物も同時に抱え込める懐の深さを持っているので、ほんと助けられます。牛肉との相性もいいですし。チーズだって行けちゃう。何でもあり。

ちなみに今回投入した漬物は『酢キャベツ』です。これ、千切りキャベツを塩とリンゴ酢でもんで置いておくだけですが、ピクルスみたいな感じで美味しいです。2、3日するとこなれてきて尚、良い。(うちの奥さん作)


しかし、ほんと「辛ラーメン」は冷蔵庫の救世主ですね。ぜひ、常備されたし。です。

週末の昼食。崖っぷちの食材たちを絶品麺に生まれ変わらせてみてはいかがでしょうか?



あ、そうそう、実は個人的に「サッポロ一番」にも大変な思い入れがありまして、、、なんて続けようかと思いましたが、長くなりそうですので、それはまたの機会にいたしましょう。


それでは、また明日。

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