「とうもろこしのかき氷」と「光を放つウマミ」
あなたにとって
世界で一番おいしいものは何ですか?
趣向を凝らしたフレンチレストランの一皿。
白木のカウンターに置かれた一貫。
七輪で焼かれた、したたるカルビ。
お重のなかのお米の上であなたを待つ鰻。
うん。おいしそうです。
いますぐ全部もってきてほしいです。
しかし、それだけでしょうか。
「贅沢」だけがおいしさなのでしょうか。
否。
「おいしい」は「贅沢」だけに許された言葉ではないですね。おいしさの世界はもっと広くて深いのです。
たとえ安価な食品だとしても、シチュエーションひとつで贅沢品に匹敵する「絶品」に化けることだってあります。
スーパーマーケットでの試食を思い出してください。
『三等分にカットされた、プリマの香薫』
『ダイショー味塩こしょうが効いた、牛肉のかけら』
やたらめったら、おいしいですよね。
買わないという選択肢を強制的に消し去るウマミがあります。(コストコのプルコギも捨てがたい)
そして極め付けは
「となりの人が食べているカップ麺のスープ」
なんなの?とキレ気味になるくらいおいしい。
しかも、これは自分で買ってお湯を入れても再現できません。隣の芝生は青い効果を巧みに利用したおいしさなのです。
このように、限定された状況下で光を放つウマミは世の中に五万と潜んでいるにちがいありません。ひとつでも多く発見するため、これからも目を光らせていきたいと思います。
さて与太話もほどほどに、
本日のトップ画像をご覧ください。
『とうもろこしのかき氷』です。
「こんにゃく寿司とかき氷」のお店
KON(幡ヶ谷)でいただいたのですが、
べらぼうに美味しかったです。
お近くにお立ち寄りの際はぜひお試しいただきたい逸品です。
それでは、また明日。
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