「ピノガール」と「若葉のころ」
どうしたらアノ人に、
好きになってもらえるんだろう?
髪型、洋服、香水、音楽の趣味、、、
どこを変えたならアノ人に、
振り向いてもらえるんだろう?
若葉のころにはそんな事を考えたものです。
今ならわかります。時を超えて自分に伝えたい。
まず、ブリーフからトランクスに変えなさい。
と。
さて、与太話もほどほどに。
本日は『ピノガール』のお話。
奈良県の種苗会社が16年の歳月を費やして開発した新種の小玉スイカなのですが食べてびっくり。なんと、種ごと美味しく食べられるのです。
スイカが苦手な理由としてよく聞かれるのが、
「種が口にあたる、よけるのが大変」というもの。
その問題の「解」のひとつとして「種無しスイカ」がありますが、何しろ栽培に手間がかかり、味わいも満足いくものに仕上がりずらい。
(スイカとしても子孫を残したいので、種ができないようにするというのは摂理に逆らう不自然な栽培方法なのだそう。)
では、どうしたらみんなが食べやすいスイカができるのだろう、と思案を重ね導き出されたのが「種が柔らかく小さければ、種ごと美味しく食べられるのではないか?」というアイディア。そして誕生したのがピノガールという品種なのです。
通常のスイカの4分の1程度の大きさの種は口に当たらず、噛んでも柔らかい。今までの種が「ガリガリ」といった食感だとしたら「ぽりぽり」とした食感で渋みもない。また赤い実の風味や甘味も申し分なく、皮も薄い。
もとから種ごと食べる派であった僕の驚きはひと塩でした。まったく、すごいガールが現れたものです。
スイカが苦手なあなたに振り向いてもらうために、スイカが好物のあなたにもっと好きになってもらうために『ピノガール』は生まれました。
お見かけになりましたら是非お試しいただきたいスイカです。
熱気冷めやらぬ夕方の、スイカと日本酒スパークリングなんていかがでしょう。最高だと思います。
それでは、また明日。