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何が至福なのか、分からないものです

 ふと立ち寄った喫茶店。窓際の席に座り、2時間ほど過ごしました。

 普段であれば、パソコンで仕事をしたり、読書をしたり、書き物をしたりします。しかし、その日は何もせず、ただただぼーっとしているだけでした。店内は適度な賑わいがあり、他のお客さんの会話やカップやお皿が触れ合う音が聞こえてきました。それでも、不思議と心地よい静けさがありました。

 1時間が経ち、2時間が過ぎる頃、私は何とも言えない至福の時間を持てたという感覚に包まれていました。何かを成し遂げたわけでもなく、ただそこにいるだけで感じた幸福感は驚くべきものでした。

 日常の中では、何かをしていなければならないというプレッシャーに追われがちです。しかし、何もしない時間を持つことで、自分の内側から湧き上がる考えや思いを巡らせることができました。それは、ただの休息ではなく、深いリフレッシュをもたらしてくれました。

 私たちは、休日を過ごすことで休むことができると考えがちですが、何もしない時間を持つことで得られるリフレッシュ感は、また別の次元のものです。このような時間を持つことで、自分自身と向き合い、内面的な充足感を得ることができるのです。

 手軽でリーズナブルに持てる最高のひととき。それは、特別な計画や準備が必要なものではなく、ただ自分自身に許可を与えるだけで得られるものです。何もしない贅沢な時間を持つことで、日々のストレスを吹き飛ばし、新たなエネルギーをチャージすることができるのです。

 少し疲れたと感じたら、ぜひこんな時間を持ってみてください。忙しい日々の中で、ふと立ち止まることで得られる至福のひとときは、あなたの心と体をリフレッシュさせ、新たな活力を与えてくれることでしょう。

 普段の生活に戻った後も、この経験は私にとって大きな財産となりました。何気ない時間がもたらす幸福感を忘れずに、日常の中に取り入れていくことが重要だと感じました。どれだけ忙しくても、自分自身を大切にするための時間を持つことが、長い目で見れば、より充実した人生を送るための鍵となります。

 何が至福なのかは、人それぞれです。しかし、ふとした瞬間に感じる小さな幸福が、私たちの心に大きな影響を与えることは間違いありません。

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