見出し画像

【退職エントリ】1年半で人生がかなり前に進んだ話。

はじめに

どうもZackyです。
この記事では、フィンテック企業で過ごした1年半の振り返りと次にチャレンジする仕事についてを備忘録的に書い連ねていこうと思っています。

新たなチャレンジだったフィンテック企業への転職

2016年2月から未経験でデザイナーとしてのキャリアをスタートし、
制作会社で3年間過ごし、2019年1月からフィンテック企業に転職しました。

そもそも事業会社への転職を決めた理由は、制作会社で仕事をしている時にふと浮かんできたある疑問から始まりました。

ところで
自分の作ったデザインって世の中の役に立ってんの?🤔🤔🤔

僕は誰のためにデザインをしていて、
社会に対してどれくらいのインパクトがあって、
実際に自分のデザインが評価される時っていつなんだろ?
ということをちゃんと知りたいと思い事業会社への転職を決意しました。
過去の記事に綴ってあるのでもし良かったら読んでみてください。

ということで、自分のデザインの価値を確かめるためにフィンテック系の事業会社への転職することができました。

フィンテック企業での1年半で学んだ3つのこと

ここまで「フィンテック企業」と書いてきましたが、具体的にいうと僕がこの1年半勤めていた会社は株式会社マネーフォワードという会社でした。

「お金を前へ、人生をもっと前へ」
「お金」は、人生においてツールでしかありません。
しかし「お金」とは、自身と家族の身を守るため、また夢を実現するために必要不可欠な存在でもあります。私たちは「お金と前向きに向き合い、可能性を広げることができる」サービスを提供することにより、ユーザーの人生を飛躍的に豊かにすることで、より良い社会創りに貢献していきます。

という最高に素敵なミッションを掲げている創業8年になるベンチャー企業です。

マネーフォワードで1年半働く中で学び、身につけたことを振り返ると、大きく3つのことがありましたので、紹介したいと思います。

①金融系の知識
②プロダクトマネジメント力
③UXデザイン力

1つ目は「金融系の知識」です。
これまでの人生では貯蓄・投資・ライフプラン設計などは全くと言って良いほど真面目に向き合ったことがなく、なんとなく距離をおいて付き合ってきていました。今思うとすごく恥ずかしく感じるのですが、分からないなりに個人的な勉強や実務を通じて、ある程度の知識をつけることができました。

また、金融システムや業務の仕組みについてもほぼ皆無の状態からでしたが、業務を進めていくにつれて少しずつ理解を深めていくことができました。あとは、今思えば同僚に、金融庁や大手金融機関出身のメンバーがたくさんおり、恥ずかしがることなく質問しまくれたことが、知識をつける上でかなりありがたいと思ったことでした。

この知識を得られたことは仕事に活かせるだけでなく、今後の自分の人生をより豊かに、より前に進めていくために必要なことだったので、今後も少しずつ金融知識はつけていきたいと思います。

2つ目は「プロダクトマネジメント力」です。
前職の制作会社ではわりと限定的な領域のデザイナー業務をしており、画面設計やPCやスマホのスクリーン内のUIデザインをすることがほとんどでしたが、この1年半ではこれまで経験してこなかった新しい領域の役割を受け持つことで、大きなチャレンジをさせてもらう事ができました。

その役割とは、あるアプリ(サービス)のプロダクトオーナーでした。プロダクトの今後の開発ロードマップを引き、実際に開発チームの進行管理をし、スケジュール通りに着実にリリースを重ねて、プロダクトを成長させていくためのマネジメントをするのが僕の役割でした。実際にどれだけプロダクトの成長に寄与できたかは具体的にはここには書けませんが、少なくともこれまで足踏みをしてしまっていたプロダクト開発の体制を整え、プロダクトに関わるメンバー全体の目線を揃えて着実に前に進めていくことができました。

未経験にもかかわらずプロダクトマネジメントの役割を与えてくれて、一緒に開発を進めてくれた上司や現場のメンバーには本当に感謝していますし、一緒に働くことができて本当に良かったと思っています。

3つ目は「UXデザイン力」です。
私の所属していたMFXという部署は、クライアントと協業をし、具体的なサービスやコンセプトを柔軟かつ精度高く作り上げていくことで、社会に新たな価値を提供している部署でした。

MFXには、学生時代から体系的にUXデザインを学んできた経歴を持つUXデザイナーが多く在籍しており、彼らはクライアントとの協業の中で様々な方法を通じて精度高く調査設計・実施、価値定義をすることで、曖昧になっている部分や目的がぶれている部分などをうまく軌道修正し、課題を解決していました。時にはサービスやプロダクトだけでなく、組織の目線合わせなどにも目を向け、細かい配慮のもとで価値提供し続けていました。

僕もこの1年半を通じてUXデザイナーの一員として調査やワークショップに積極的に参加してきました。そこで受けた刺激や身につけた考え方、細かいハウツーは今後デザインを続ける中で必ず役に立ちますし、本質的な課題解決をするための手法なので、デザイン業務以外でも活かしていくことができると思っています。

***

長くなりましたが、以上3つが僕が1年半で学んだことになります。
どれも今の自分にはなくてはならないスキルですし、これからの僕の人生をもっと前に進めてくれる経験・知識になると心から信じています。

また、冒頭で書いた「ところで自分の作ったデザインって世の中の役に立ってんの?🤔🤔🤔」という疑問に関しては実感することなく終わってしまいました。企業・組織としてどれだけ社会的な影響を与えているかが定量的にハッキリと可視化され、かつ継続的に改善をしてより良い価値を提供し続けるていくことで徐々に実感していくものなのかなと思っています。永遠の命題に近いものな気がしてきているので、今後も負い続けようと思います。

あと、最後にマネーフォワードでは本当に人に恵まれ過ぎていた、とやや怖く感じるくらいに、良い人達に囲まれてすごく幸せに仕事をすることができました。短い間でしたが貴重な経験をたくさんさせていただくこともできました。今まで本当にありがとうございました。

画像1

今度は好きなものにチャレンジする

フィンテック企業であるマネーフォワードを辞めて、次の会社では「ペットテック」関連の仕事に関わらせていただくことになりました。

僕は幼少期から動物や植物が大好きで、それは大人になっても変わらず、今でも犬や猫を始め、小動物・爬虫類・猛禽類など幅広く動物に興味を持っています。

そして今回はご縁があり「ペットテック」を取扱うベンチャー企業にデザイナーとしてジョインすることになりました。好きなことを仕事にする良いチャンスだと感じたこと、自由度高く柔軟にプロダクト開発に打ち込めること、デジタルだけでなくリアルの現場などを通じて実際にユーザーとか関わっていけること、などなど魅力に感じる部分が多々あったため今回は思い切って転職を決意しました。

あ、ちなみにペットテックとは、ざっくり以下のようなものを指します。

ペットテックとは、ペット関連ビジネスに、AIやIoTなどのテクノロジーを掛け合わせたビジネスのこと。
https://ampmedia.jp/2019/12/08/pettech/

今はアプリがメインプロダクトとなっていますが、今後はデジタル領域にばかりこだわらず柔軟に様々なサービスを展開していく予定となっています。

※「なぜ今ペット領域なのか」というところやなんて会社なのかについてはここに書くと長くなりそうなのでまた別の機会に記事にしてみたいと思います。

さいごに

この1年半で学んだ経験を経て、デザインの領域がグッと広がり視座が上がった感覚を得ることができました。2016年から始めたデザインの仕事も今年で5年目に差し掛かっています。いろんな葛藤の中、暗中模索をしながら少しずつ見えてきているデザインの仕事。新たなステージでこれからもチャレンジしてみたいと思います。

僕のことを見守ってくれている多くの方々に感謝しています。これからも自分らしさを追い求めながら頑張っていきますので、引き続き応援よろしくおねがいします。ありがとうございました。

この記事が参加している募集

退職エントリ

よろしければサポートお願いします!