アメリカ旅行記【4日目・NY④】〜朝のセントラルパークを満喫し、ブルックリンブリッジを渡る〜
このシリーズは、11月末から12月頭にかけて行った、ニューヨークとロサンゼルスの旅行記です。
旅行の日程、一日ごとに記事を連載していきます。
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※2023年11月下旬~12月上旬時点での情報です
※旅行中、1ドル=147円まで下がりましたが、記事では分かりやすさ重視のため、1ドル=150円で計算します
【4日目】
セントラル・パークでゆったり朝活
朝8:00起床。
1泊だけなのでホテルをチェックアウトし、荷物を預けます。
無料かと思いきや、チェックアウトした後だからか20ドルくらい取られました。宿泊税とかもいろいろ取られるので、やはり予算は余裕をもって考えておくことが大事です。
売店で朝食をテイクアウトし、ホテル近くにあるセントラル・パークまで歩きます。
セントラル・パークは、1859年開園。文字通りマンハッタンの中央に位置する都市公園で、縦4km、横800mのとても大きな公園です。
この日も朝から、ランナーやペット連れをたくさん見かけ、市民の憩いの場として利用されていることを感じました。
ベンチに腰を下ろし、ホテルで買ったベーグルとパンを食べます。
「セントラルパークでゆっくりすること」も、割と大きな目標ではありました。
観光ではなく、ニューヨーク市民のように公園でゆっくりするという時間の使い方。それが少しでも味わえて満足でした。
まあ写真撮りまくってたんでめちゃくちゃ観光客ではあるんですけど。
セントラルパークも数々の映画やドラマのロケ地になっています。
僕が好きなディズニー映画、『魔法にかけられて』に出てきた場所も見ることが出来ました。
その後もぶらぶらします。
ただの広い公園ではなく見どころがたくさんあるので、思わず時間をかけて回ってしまいます。
たくさんの美術館と、ジョン・レノン
セントラルパークも中ほどまで来ると、もうそこはアップタウンと呼ばれるエリアです。
以前書いたように、アップタウンには19世紀建造の歴史ある建物や、高級住宅街、そして美術館・博物館がたくさんあります。
セントラルパーク西側の端を歩いていると聞こえてきたのは、弾き語りのビートルズ。
近づいてみるとそこは、ストロベリー・フィールズというスポットでした。
1985年、ジョン・レノンの死後5年後に作られた記念碑で、妻のオノ・ヨーコも整備に尽力したと言われています。
毎年、命日や記念日になると世界中からファンが集まる、まさに「ビートルズの聖地」です。
この日もストリートミュージシャンが「ヘイ・ジュード」を歌っていたり、公式か非公式かわからない(絶対非公式)ビートルズグッズが売られている露店などがありました。
ちなみにこの場所の向かいにあるのが、歴史的文化財にも登録されている有名なダコタ・ハウスというアパート。ここでジョン・レノンは暗殺されました。
ストロベリー・フィールズから少し北に歩くと現れたのは、アメリカ自然史博物館です。
動植物、鉱物など自然科学に関わる資料が所蔵・公開されている1869年設立の博物館ですが、なんといっても有名なのが、映画『ナイト・ミュージアム』の舞台になっているということ。
見て回る予定はなかったので、ロビーに入って写真だけ撮って出てきました。
ここから、セントラルパークのちょうど真ん中あたりを、西から東に横断します。
1kmくらいですかね。体感長く感じる道のりを歩きました。
道を突っ切ると、公園の東の端、5番街に出てきました。
時刻は12時前。
次に訪れたのはメトロポリタン美術館です。
1870年開館の世界最大級の美術館で、人気的にもニューヨークで1番だと言われています。
ここもドラマ『ゴシップ・ガール』のロケ地で使われるなど、その外観が有名で、この時も美術館をバックに写真を撮る観光客ばかりでした。
僕も中には入らず、写真だけ撮ってここを後にしました。
77St駅まで歩き、この日最初の地下鉄に乗ります。
ブルックリン・ブリッジを歩いて渡る
13時頃、Brooklyn Bridge駅に到着。
ブルックリン・ブリッジを、マンハッタン側から、ブルックリンに向かって徒歩で渡ります。
ブルックリン・ブリッジは、1883年に完成したマンハッタンとブルックリンをつなぐ橋で、鋼鉄のワイヤーを使った世界最初の吊り橋です。
電車が通っているマンハッタン・ブリッジや、ウィリアムズバーグ・ブリッジと違い、上層に歩行者と自転車、下層に自動車のみが通行できる、歩いて観光するのにぴったりなNY有数の人気スポットです。
渡り切る目安の時間は約30分。
景色を見たり写真を撮ったりして、ゆっくり歩いて渡ります。
いよいよ橋は、イースト川の上を跨ぎます。
圧巻の景色にテンションが上がります。
なんやかんや40分ほどで橋を渡り終えました。
昨日に続いてのブルックリンですが、今日はまだ明るいので見え方がまた違います。
倉庫跡の商業施設でランチ
13:40。
ブルックリンに降り立ちます。
昨日と同じDUMBO周辺ですが、雨が降っていなくて良かったです。
少し遅めのランチは商業施設エンパイア・ストアーズで取ることに。
エンパイア・ストアーズは廃墟になっていた倉庫をリノベーションし、2017年、DUMBOにオープンした複合商業施設です。
1階がフードコートになっていたので行ってみます。
数ある種類の中から、「なんとなく美味しそう」という冒険心で、ビスケットサンドのお店に決めます。
日本ではあまり見かけないですが、ビスケットはアメリカ南部ではメジャーな料理だそう。
お菓子ではなく、やわらかく甘じょっぱいビスケットがチキンによく合います。
思えばケンタッキー・フライドチキンにもビスケットってありますもんね。美味しかったです。
エンパイア・ストアーズを離れ、この日もう一つ、ブルックリンで訪れたいスポットがあるので、電車で向かうため最寄りの駅まで歩きます。
公立図書館でヒップホップの歴史に触れる
ブルックリンをDUMBOからさらに奥に行き、Grand Army Plaza駅で降ります。
目的地に向かうまでの路上で大声で叫んでいるホームレスに遭遇しました。
たぶん幻覚が見えていて、何かに向かってずっと怒っていました。
危害を加えないとはいえ、何をしてくるか分からない怖さはあるので、そそくさと歩いて通りました。
ブルックリンのこの辺りはあまり治安が良くなさそうでした。
そんなこんなで15時半、ブルックリン公共図書館に到着します。
ヒップホップが誕生して今年で50周年。
それを記念して、ブルックリン出身の大スター、JAY‐Zの企画展がこのブルックリン公共図書館で行われているのです。
JAY-Zの功績や偉業を記録した資料やモニュメントなどが、全て無料で見ることが出来ました。
これを公立の図書館でやってのけるクールさがアメリカならではだと思いましたし、ヒップホップそのものの位置付けが、日本とはまるで違うなと改めて思いました。
館内の様子で印象的だったのは、訪問客の9割くらいが黒人のお客さんだったということと、結構年配の人も多かったということ。
ヒップホップがこの国に根付いた歴史の長さや、やはり黒人が生んだカルチャーなんだということを、この場所にきて改めて実感しました。
パンフレットなどをもらい、充分楽しんだところで、図書館を後にします。
初めてのクイーンズ地区
ここからはホテルに戻って荷物を受け取ります。
NY最後の夜は、クイーンズ地区にある知人の家に泊めてもらうことに。
地下鉄を何度か乗り継ぎます。
ホテルに預けられていた荷物を取り、ミッドタウンとはここでお別れ。
47‐50Sts Rockfeller Ctr駅から出発し、Jackson Hts‐Roosevelt Av駅で乗り換えます。
直結の別の駅、74St Broadway駅まで移動し、ここから終点のFlushing‐Main St駅まで電車に揺られます。
ホテルから約1時間かけて19時頃、フラッシング‐メインストリートに到着しました。
マンハッタン、ブルックリンを中心に回ってきましたが、この日初めてクイーンズ地区にやってきました。
地図で見ると、ものすごい果てみたいなところなのかなと思っていましたが、電車に乗ればそう遠くは感じなかったです。
つくづくNYは、公共交通機関でどこでも便利にアクセス出来る都市だなと感じました。
このフラッシングというエリアに関しては、次回詳しく書こうと思います。
~4日目まとめ~
この日もだいぶ動き回りました。
北はセントラルパークの真ん中アップタウンから、南はブルックリンの中ほどまで。
最後はクイーンズの東の方、地下鉄の端っこまで行きました。
NY旅の中だけで言えば、一番行動範囲が広かったと思います。
セントラルパークは思っていたよりロケーションが良く、気持ちのいい朝を過ごせました。
ただ思うのは、セントラルパークにしても、ハイラインにしても、春や初夏の過ごしやすく、植物も生い茂っている時期に来たいなということ。
そこでまたのんびりしたいなと思いました。
ブルックリン・ブリッジも最高でした。
目に映る景色ランキングで言えば、このアメリカ旅で余裕の上位。
NYに来たな~とだいぶ実感させられる場所でした。
次回はNY最終日の様子をお届け。
せっかく来たからには、高い所からNYを一望したいと思い登ったワン・ワールド・トレード・センター、そして、個人的には一番好きな雰囲気の街だったウィリアムズバーグを紹介したいと思います。
それでは、また!
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