アメリカ旅行記【8日目・LA③】~念願のカリフォルニア・ディズニーを一日満喫~
このシリーズは、11月末から12月頭にかけて行った、ニューヨークとロサンゼルスの旅行記です。
旅行の日程、一日ごとに記事を連載していきます。
↓↓↓前回の記事はこちら↓↓↓
※2023年11月下旬~12月上旬時点での情報です
※旅行中、1ドル=147円まで下がりましたが、記事では分かりやすさ重視のため、1ドル=150円で計算します
【8日目】
波乱万丈の列車旅
LA3日目。
この日は一日ディズニーリゾートで遊ぶ日です。
営業時間は8:00~22:00。
場所はロサンゼルス郡の隣、オレンジ郡に位置するアナハイムという街です。
ハリウッドからだとだいぶ距離があるので、いつもより早めの6:30にホテルを出発します。
Union Station到着。
ここからは長距離列車のメトロリンク(Metrolink)を利用します。
LAに来てから何度も利用しているUnion Stationですが、市内を走る地下鉄や路線バスだけではなく、他の州に向かう長距離鉄道アムトラック(Amtrak)の起点にもなっていて、LAのターミナル的存在です。
メトロリンク(Metrolink)は、他の州までは行かないものの、以前①でお話しした、「ロサンゼルス大都市圏」をカバーしている鉄道です。
これに乗って隣町のアナハイムに行くって感じですね。
エンゼルスタジアムに大谷を見に行く日本人も、たくさん利用していたことでしょう。
切符を買おうとしたところでハプニングが。
猛烈に大がしたくなった僕(お腹弱い。急に来る体質)は、すぐさまトイレを探します。
あまりトイレ自体がないLAの駅ですが、大きい駅だからか運よくすぐに見つかります。
しかし、まさかの清掃中。日本だったらさせてくれそうなものですが、入り口にクラブのセキュリティーような屈強な黒人スタッフが立っていて、「他を探せ」との事。
漏れそうになりながらも、なんとかバスターミナル側にトイレを発見。
ですが、まさかの3つとも満室。しかもこれまためちゃくちゃ臭いし汚い。
あの映画とかでよく見る足下が見えているパターンのトイレです。
ここから全然出てこない中の人間たち。
漏らすわけにはいかないと必死に我慢しながら、隙間を覗くとケータイ触っている黒人の兄ちゃん。
「こいつ何考えてんねん。。」とキレそうになる僕。
後ろに並んでいたヒスパニックのおじさんと「やれやれ」と顔を見合わせます。
隣では、なぜか下から車輪が見えていて、床が泡だらけになっています。
「こいつ、まさか、、車椅子洗ってる、、!?」
正気の沙汰とは思えない人間たちを前に、こちらも絶対に負けるわけにはいきません。
どんなヤバいやつかも分からないまま扉をノックなんかしてみた僕は、中の人間をなんとか出させることに成功させ、無事にトイレを済ませるのでした。
夢の国に行く前にとんだ災難でした。
アメリカ人、めちゃくちゃや。。泣
時間を少しロスしたものの、なんとか指定の列車に乗ることが出来ました。
目指すはFullertonという駅です。
時刻は8:00。
ここから約1時間ほどかけてFullertonを目指します。
開園時間の8:00は過ぎているものの、それでも何とかイメージ通りにここまで来れました。
今までの旅に比べての電車の綺麗さと、イスの座り心地にも満足し、「さあ、いよいよディズニーや!」と思ったのも束の間。
ここで新たなハプニングに見舞われます。。
謎の電車ストップ。笑
アナウンスで何か言うてるものの、英語なので分からず。
何もない荒野みたいなところに止められて、振り替え輸送をする空気でもありません。
明らかなトラブルではありましたが、他の乗客の落ち着き具合と、朝早く起きたことによる眠気で、「まあ何とかなるか」と、普通に仮眠を取りました。
再び動き出し、無事Fullerton駅に着きましたが、気が付けば9時半。
ここでまた30分ロスをしてしまいました。
これに関しては仕方のない事ですが、ディズニーにいられる時間が減ってしまったことによって、この時点で少しテンションが下がりました。
ここからは路線バスに乗ります。
OCTAというバスに乗り20分ほどかけてディズニーリゾートに向かう予定ですが、このバスはTAPカードなどは使えず現金のみ。
しかもどうやらお釣りが返ってこないシステム。
そんな状況で100ドル札しか持っていなかった僕。クレジットも不可。
この時の運転手に関しては割と厳しく、バスに乗せてもらえませんでした。
「やばい。。また遅れてしまう。。」と焦った僕は、Uberでタクシーを呼びます。
結果、10分くらいで着きました。めっちゃ楽でした。
この時得た教訓は、
「ややこしい時は、お金を積んでUberを呼べ」です。笑
交通トラブル(バスに関してはリサーチ不足)や、強烈な便意(自分のせい)といったアクシデントに見舞われながらも、何とか無事ディズニーリゾートに到着しました。
この時点で10:00。ホテルを出てから3時間半もかかってしまいました。。泣
ようやくディズニーリゾート到着
着いたら着いたで切り替えて楽しみます。
ディズニーランド・リゾートは、1955年に開園した世界初の「ディズニーランド・パーク」と、2001年に開園した、「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」の2つに分かれています。
今回行くのは「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」です。
お城(眠れる森の美女)があったりと、いわゆる“ザ・ディズニー”を味わえるのは「ディズニーランド・パーク」の方ですが、ピクサーやマーベルのエリアを体験出来るのは「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」だけ。
ピクサーもマーベルも大好きな僕は、即決でこっちを選びました。
荷物検査を終え、ようやく中に入れました。
まずはパーク内を散策してみます。
「カリフォルニア・ディズニー」という名前通り、ヤシの木と青空のコントラストというここでしか見られない光景を味わい、早速テンションがMAXです。
マーベルエリアでガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
まずは、マーベル作品の世界観を味わえるアベンジャーズ・キャンパスに向かいます。
最初に乗るアトラクションは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ ブレイクアウト!」です。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、僕がマーベルの中で一番好きな作品です。ワクワクしながら真っ先に向かいます。
以前は「タワー・オブ・テラー」だった所をリニューアルして作られたそうで、建物に雰囲気は残っていますが、中は原作の世界観そのままに、宇宙っぽさ全開でした。
ここで気づいたのは、案内の表示やアナウンスの言語が、基本英語とスペイン語だったことです。
前にも何度か触れましたが、メキシコに接しているカリフォルニア州は、中南米からの移民が圧倒的に多く、日常でも英語よりスペイン語を使っている人々が多いのです。
前から住んでいる人か、観光客かはわかりませんが、この日もヒスパニックの人をたくさん見かけました(というか半分くらいそうだったかも)。
絶叫系で幸先よくスタートを切った後は、再びいろんなエリアを見て回ります。
一番人気のカーズ・ランド
続いてカーズ・ランドにやってきました。
少し驚いたのは、ピクサーのエリアがあるにも関わらず、同じピクサー作品である『カーズ』だけが独立したエリアになっていることです。
ルート66の小さな街が舞台になっていることもあり、アメリカの人々からしたら特別な作品なのかな、、と少々意外でした(僕が個人的に思い入れがないだけかも笑)。
メインのアトラクション、「ラジエーター・スプリングス・レーサー」もパーク1の人気で、待ち時間も60分と全アトラクションで一番長かったです。
「レース」がコンセプトで、隣の車と競争しながらジェットコースターを味わえるって感じでした。
めっちゃ楽しかったです。。日本にも作ってほしい。。
スパイダーマンやモンスターズ・インクなど
次はピクサー・ピアを攻めます。
『Mr.インクレディブル』をモチーフとしたジェットコースター、「インクレディコースター」は、僕はちゃんと怖かったです。笑
途中一回転するので、絶叫系大好きな人も大満足のアトラクションです。
日本と違って、キャストの仕事ぶりが割と適当でした。笑
めっちゃ私語とかしてるし、笑顔とかあんまりないし。
でも、その緩さがまたいいんですよね。気合が入りすぎていない感じ。
ただ、アトラクションに乗る前のチェックとかも適当で、荷物とかもあんまり注意されないので、胸にかけてたサングラスが飛んでいきそうになりました。笑
ここからは、写真をバーッと一気見しながら振り返っていきます!!
夜のピクサー・ピアが最高
「ピクサー・ピアは夜が最高」という評判だったので行ってみることにしました。
日中は暖かいロサンゼルスの気候ですが、夜が寒かった、、!
激しい気温差で、たまらず預けていたロッカー($5)にパーカーを取りに戻りました。
温まろうとスタバでホットラテを頼みます。
すでに昼間に回った他のエリアも再び歩きます。
そんなこんなで、あっという間に閉園時間の22時前です。
もっと居たい気持ちをなんとか抑え、最後にお土産を少し見て回り、パークを後にします。
帰りはパークを出てすぐのところでUberを呼びました。
アメリカは高速をめっちゃ飛ばすので、帰りは約40分とめちゃくちゃ早く帰れました。
この日はまたしてもパンダエクスプレスでテイクアウトして、ホテルに。
「日本の食べ物が恋しくなったら」と「食費を少しでも浮かす」という目的で、キャリーケースに入れて持ってきたどん兵衛と一緒に食べました。
24時頃就寝。遊び疲れて爆睡しました。
~8日目まとめ~
最後に、初のカリフォルニアディズニーを体験した僕が、改めて感じたことや、今後行く人に向けてのアドバイスなどを書いてみたいと思います。
・ディズニーリゾートまでの移動はタクシーで行くべき
不可抗力もありましたが、正直この日の朝の移動が、旅の中で一番苦戦しました。
Uberなら、最初から金額が指定されているのでボッタくられる心配もないですし、アプリも日本語のまま使えるので超便利です。
帰りは疲れているのと、夜は地下鉄だと治安が悪いのでタクシー一択になると思いますが、行きも何人かで割ったらそこまでかからないと思います(ちなみに帰りのディズニーからハリウッドのホテルまでのタクシー代は8000円くらいだった)。
また、旅行がディズニーメインだったらアナハイムにホテルを取った方が勿論いいですし、LAなら中心部のダウンタウンにホテルを取るべきかもです。
ハリウッドだと、ちょっとだけディズニーから遠ざかるので。
・思っていたより広くない
パークに入ってしばらくして気づいたのは、思っていたよりコンパクトだったこと。すぐに全エリアを回れるくらいの広さでした。
なので、開園時間には遅れたものの、全然楽しむことが出来ました。
あと、総面積は東京ディズニーと変わらないのにも関わらず(フロリダは信じられないくらい広いらしい)、入場客は少ないので、アトラクションの待ち時間もあまりなくスムーズでした(カーズで1時間)。
・ちょうどいい上着が必要
訪れたのが12月1日だったので夏場はわかりませんが、一日の寒暖差がとにかく激しかったです。
日中は20℃を超えていて、ロンT一枚で充分でしたが、日が落ちてからはとにかく寒い。パーカーでも全然寒かったです。
シャカシャカのブルゾンやウルトラライトダウンなど、折りたためる軽めのアウターをカバンに忍ばせておくべきでした。
とは言っても、現地の人は割と薄着なんですけどね。笑
・男性はあまりカチューシャ付けない
ディズニーランドに行くとなれば、ミッキーの耳などを模したカチューシャを頭につけて楽しむ派の人間なのですが、基本女性向けのものが多く、実際身に着けているのも女性ばかりで、男性はほぼ被り物をしていませんでした。
ただ僕はどうしても被りたかったので(なんでやねん)、スパイダーマンとミッキーの耳がコラボしているやつを買いました。
ただ、服などのグッズは日本より身に着けている人の割合が多かったと思います。奇抜なセーターを若いパパとかおじいちゃんが着ているのとか可愛すぎました。
これも、文化の違いなんですかね。
・アトラクションがまあまあ止まる
この日だけかもしれませんがいろんなところでアトラクションが不具合の為止まっていました。
カーズは並んでいる途中で「運行中止」になり一旦解散させられましたし、急流下りなんかは、コースの途中、坂道の所で10分くらい止められました。
この日がたまたまそういう日だったのかもしれませんが。
・お年寄りや障がい者に優しい
足が悪い方やお年寄りの方は、自分のものかパークで借りたやつかわかりませんが、みんな電動のミニカーみたいなのに乗って移動していました。
狭いショップの中にもたくさん入ってきていましたし、バリアフリーの観点からみて寛容な感じがしました。
・使う金額は決して夢の国ではない
アメリカ旅の中で一番お金を使った日は、やはりこの日でした。
なんせ、全部が高い。
まず、そもそもの入場券が高く、行く時期によって値段が変わりますが、この日の1デイパスポートの値段が、大体24,000円くらい(東京ディズニーは高くて10,900円)。
しかも、あらゆる機能がついた「ジーニープラス」(※)をつけたので、1人合計27,000円ちょいでした。
グッズももちろん高く、ロンTは12,000円でしたし、先述のスパイダーマンの帽子は4,000円くらいしました。
ご飯に関しては、レストランなどは利用せず、ほとんどワゴンのもので済ましました。
ただ水だけはワゴンで買おうが高いものは高い。500か600mlのペットボトルは600円越えました。
一回水をどこかに失くしましたが、真剣に探そうと思いましたもん。笑
まあそんなことは言いつつも、余裕で最高の思い出になったんですけどね。
ただ、もっと予算に余裕がある人はレストランとかものんびり楽しんでほしいと思います。
ということで、LA3日目はカリフォルニア・ディズニーを一日満喫しました。
今後行く予定がある方は、この記事を是非とも参考にしてみてください。
次回は、近くで見たハリウッドサインや、UCLAに行った時の様子をお届けします!
それでは、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?