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欠点と向き合う3つの考え方 / #nanocolor週報

「ウィズコロナ」の中で、働き方や生き方について考える情報に多く触れました。閉業するお気に入りのカフェ、中止になっていく音楽フェス。何かできないか…と思い浸る時間も先週に比べて増えたように感じます。

では、今夜も4/6-4/10の週報を始めたいと思います。

1.自分の役割を全うして目の前にいる人を幸せにする

ありがたいことに4月に入ってもお仕事の引き合いが多々ありました。世の中がどうなろうと、最優先は、まず自分の役割を着実に積み上げることだと考えています。継続は中長期の信頼となり、将来への投資だと信じて進めることができる。やることすべての意味を考えつつ、まず目の前の人を幸せにする。依頼主の商品をひとつのマーケットに定め、ひとつのポジションへと判断・決断。仕組みの土台となる考え方が癖付くとより多くの人を幸せにできるし、きっと世の中を変えることもできるのだろう。

こんなご時世であってもいわゆる「短期で打破する素晴らしいアイデア」はなかなか出せない。だからこそ、基本を分解し、意味のある行動を続けていきたいという思いが日々強くなるばかりなのです。ポストだろうとアフターだろうと、まず今を生き抜く。


2.「質問を受ける」をチャンスと捉える

日常の仕事が迫る中で、自分の役割を全うするための切り分けを行う。ただ、前回やったことだから、とか、これは事例で解決できるに違いない、とか決めつけてしまうのって本当に楽なんですが、そこに質の停滞とリスクが潜んでいます。

ところで人間は1日に6~7万回思考をしているといわれているようです。しかし、LPやWEBサイトは1日で1つも完成しません。考え、時にはドツボにハマり同じところをグールグル思考を繰り返しています。しかし、結局1日に6~7万回のうち、悩み部分が80%くらい出てしまうと、4~5万回は何も生み出せていないことになってしまいます。このターンを思考停止としておきましょう。

そして、この途方もない思考回数の積み重ねが、納品物という成果・かたちになっています。運用改善フェーズでは、FV離脱率やオファーボタン到達率、滞在時間とCVの因果関係解明、など最初にゴール設計を緻密に行うほど、有効性のあるデータが得やすい。

逆算的に、思考停止の回数を増やすと、その分「抜け・漏れ」が出てしまう可能性も高まるのがよくわかります。
つまり、「きっとこうだろうな」という脳みそ(いわゆる認知バイアス)は、プロのビジネスマンには不要です。また一方で、役割という「点」を遂行する上では個人の感情とうまく付き合っていく必要があります。

業務の思考を有効性高く保つために、脳みそを簡単に活性化させることが必要です。その方法とは「質問を受けること」です。質問を受けたら、相手に分かるように説明しなきゃいけない。
つまり、自分の家ではくつろぎ、だらしのない姿勢で座ることはできますが、人がいる駅のホームではシャンと座っていないとだらしがないと言われてしまう上、理解できないと言われてしまいます。脳みそが外の世界と関わり始めると、その人を巻き込んで行動してもらわないと困ります。だから、バイアスなんかに甘えていられないわけです。

こうして質疑応答を繰り返すことでイン・アウトが洗練されていき、個人の脳みそをシャンとさせます。
そして組織のメリットを最大限出すためには、個人の思考・嗜好の癖を理解した上で、仕組み化をし続けていくのもまたプロなのです。


3.業務と個人の目標を切り分けることの重要性

ズッシーこと図師さんが2月に入社してくれてぼくの中で変わったのは、「個人の目標と法人の目標を切り分けて具体的なレベルに落とし込んで考えていること」です。

彼はデザイナー志望でnanocolorに参画してくれているのですが、今はぼくと一緒に広告運用の設計や、CMS・カートシステムの設定、簡単なhtmlコーディングをやってくれています。「イケメンが職業になるミスタス」のメディアサイトの運営も。

入社前のポートフォリオも今までにないくらいの緻密な市場調査・ターゲット設計をした上でのデザインを出してくれていました。話していると解析・アドテクに興味を持ってくれたので、今やぼくを追い越す勢いの成長曲線なのです。(中盤以降にグイーんと上がるクオンタムリープ的な奴です)

業務ではぼくの代わりをすべて引き受けるくらいの覚悟でおり、個人では小霜さんのようなコンサルタントを目指しているとの話をしてくれた。彼は仕事の中で行うべきことと、自分がやりたいことを明確に切り分けているのだ。

一方でぼくはというと、明確な個人の目標が無い。マジで無いんですよ。超行き当たりばったりで人に恵まれ何とか生きてきたわけです。業務でいうと代表の川端さんの時間をいかに作るか?を1年間考えてきましたが、これを個人の目標との配合バランスを誤ると、平行線あるいはねじれの位置になってしまい、直線の先に交点が生まれないのだ。つまり10年間やってきた人に向かって背伸びし過ぎると、効率の悪さや成果が最大化できないという結果を生み出しかねない。

例えばイレギュラーがあり、自分にとって「気に入ること」と「気に入らないこと」の線引きが曖昧(メタ認知が弱かったりバイアスがかかったよう)な状態が出てしまうと、着地点を正確に認識できない「ただのいい人枠(つまるところ何でも屋)」になる可能性がある。
最低限の水準をジェネラルにできることは市場価値が高い反面、役割外であれば個人でやれば良い話。個人と業務のバランスを間違えると、組織にとって良くない状況を生み出しかないリスクを秘めている。

だから、誰かになるのをやめた。
これだけじゃない。個人目標を決めていないこと自体が、ビジネス上では非常にバランスの取りづらい考え方なのではないか?と仮説立てしてみた。

欠点と向き合い、個人の目標設定をはじめる2020年度だ。



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