見出し画像

究極のベートーヴェンを聴いてきた話。

2024年8月12日(月・祝日)、「辻井伸行×三浦文彰  ARKフィルハーモニック 究極のベートーヴェン」@RaiBoC Hall さいたま市民会館おおみや(主催:さいたま市文化振興事業団)を聴きに妻と娘とともに行ってきました。クラシック等の音楽については完全に素人ですが、素人目線で感じたこと、学んだことを noteに残しておきたいと思います。

ちょうど3か月前に「ふらっとコンサート」を聴き、その際に同事業団による主催で辻井伸行さんがさいたま市に来られることをチラシで知り、5月から楽しみにしていたイベントです。よく調べてみると、辻井伸行さんの他にも、三浦文彰さん、そして日本を代表する奏者が集まるということで正直このチケット価格でいいの?という率直な感想ですし、下段のプログラムにあるように、高崎・東京・旭川・札幌・函館・大宮(さいたま)の6か所のみでの公演のようなので、主催のさいたま市文化振興事業団に感謝したいと思いました。

公演案内のチラシ
当日のプログラム、8月12日は【B プログラム】(右側です)

チケットはS席を予約でき、B列の40番。オーケストラ等の音楽を聴く際の場所として良いのかどうかは別として、今回の一番の目的は辻井さんのピアノ演奏を見ることであったため、演奏中は下段写真のようなイメージで、ピアノを弾く表情もよく見ることができましたし、ピアノの屋根部分に映る辻井さんの姿も印象に残っています。(公演中はもちろん撮影禁止なのでイメージが伝わればと)

B列 40番
音だけでなく奏者の動作、息づかい、脚でリズムをとっている様子もよく見ることができたので
良い場所だったと思います。
辻井さんのピアノを弾く際の表情もよく見ることができましたし、ピアノの屋根部分に映る辻井さんの姿も印象的でした。
またピアノを演奏をしていないときにリズムをとっていて、おそらく”曲の音”やわずかに聞こえる”指揮者の息づかい”等でタイミングを計っているのだと感じました。
(考えてみれば非常にすごいコミュニケーション能力)

プログラムは以下の通り。
どの曲を聴いていても改めて感じたことは、今から200年以上も前に創られた曲がこうして時代と数々の奏者によって奏(かな)で続けられるアートって、すごいサスティナブルだなあと一人で感動させられました。

ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op. 73 《皇帝》については、前日に、本格的なレコードオーディオ機材のある場所にて聞くことができたので少し予習していました。”皇帝”というタイトルも、ベートーヴェン自身の命名ではなく後世のひとによって名付けられたものとのことで、人によって形作られていく歴史と同じだなと思いました。

前日、とある本格的なレコードオーディオ機材のある場所で聴くことができたので少し予習
(文字が見えずらくすみません。レコードケースの裏の説明書きです)

Youtube に、ARK Classics 2020 時の動画がありましたのでリンクを付けておきます。この動画の演奏始まり部分(0:33あたり)のような指揮者の三浦さんと辻井さんの短いコミュニケーションの様子も現場で確認できました。

辻井伸行さんのアンコール曲は、「ピアノソナタ 第14番 月光 第3楽章」でした。(オフィシャルチャンネルのリンク貼り付けておきます)

休憩後の後半は、交響曲 第5番 ハ短調 Op. 67 《運命》でした。プログラムに記載されている解説を見ますと、”なるほど”という内容ばかりで「ジャジャジャジャーン」だけじゃあ無いんだなと浅い知識に反省することばかり。

そして、この日で一番良かったことは最後のアンコール曲でした。究極のベートーヴェンというタイトルもあったので、ベートーヴェンで締めくくるのかと思いきや、バッハの「G線上のアリア」でした。私にとっては非常にナイスな選曲だったので感動。クラシックについては素人の私でも、好きな曲は当然あります。その一つが、この曲でした。前日にこの曲もたまたま聴いていたので、なんとなく縁のようなものを感じたのです。

こちらも前日にレコードオーディオ機材のある場所で偶然聴いていたところでした
レコードの裏面:3.G線上のアリア(J.S. バッハ)

naturalfarmさんのYouTube リンクを貼り付けておきますね。

さいたま市文化振興事業財団HPを拝見すると、また、いろいろな企画を試みているようです。また都合をつけて参加してみたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた。

https://saitama-culture.jp/event/


興味を持っていただいた方、ありがとうございます。いただいたサポートは、クリエイターが参加している各活動支援にさらに活用していきます。