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新規上場企業(IPO企業)のビジネスモデル分析をしてみた!〜gooddays ホールディングス株式会社〜

みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。

みなさん、多くの「スキ」ありがとうございます。
今後も有益な内容を投稿できるよう、がんばります!

IPO企業分析第11弾!本日は、gooddays ホールディングス株式会社さんです。

毎度のことながら、間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください!
また、こんなこと追加で記載してほしい、などの心優しいご意見がありましたら、いつでもご連絡ください!

※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報に掲載された書類を元に作成しており、投稿日時点での情報ではありません。

「gooddays ホールディングス株式会社」概要

■設立日  :2016年3月1日(上場承認日:2019年2月21日)
       ※上場承認まで2年と357日
■従業員数 :282人 ※連結
■本社所在地:東京都千代田区六番町 7 番地 4
■市場   :マザーズ
■代表者名 :小倉 博

■事業内容:
「暮らし Tech セグメント」として賃貸物件のリノベーション事業、仲介事業及びメディア事業子会社、「IT セグメント」として流通分野に強 みを持つシステム開発やグループ企業向けにシステム開発を行う事業子会社の経営管理及びそれに付帯する業務

■ビジョン・経営理念・ミッション:
暮らし×ITで実現する未来のふつう

主要年間指標(2018年3月期)

■売上    :3,823,196千円
■営業利益  :136,567千円
■経常利益  :147,070千円
■純利益   :99,840千円
■時価総額初値:84億(初値PER28倍)
※以下、新規上場時の有価証券報告書(Ⅰの部)

現時点の株価 :33億

※後述しますが、不動産関連事業のため、どうしてもコロナの影響は出てしまっているようです。

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過去5年間での社名検索回数推移

gooddays ホールディングス社の検索回数は、社会事業家「ムハマド・ユヌス」とほぼ同じくらいの検索数です。上場時からは大きく上回り始めています。

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ビジネスモデル概要と図解(独自作成)

gooddays ホールディングス社は、その名の通りホールディングスとなっているため、まずはホールディングス体制を有価証券報告書から抜粋します。

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このように、オープンリソース社が平成9年に設立され、そこから複数の企業を子会社化し、連結にした企業がgooddays ホールディングス社になります。

そのため、現時点では、オープンリソース社、ハプティック社、グッドルーム社が中核となり、事業展開を行っています。

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考察

内部取引を含め、各社が連動したビジネスモデルが成立しており、非常に秀逸なビジネス構造になっている。

不動産仲介サイト「goodroom」はMAUが2018年末時点で69万人と、前年比32万人増と非常に大きく成長している。

・各社がそれぞれの強みを活かした事業展開を行っており、事業構造としてはかなり強いものになっていると考える。
尚、それぞれのセグメントの事業実績は以下の通り。
 ①ITセグメント    :売上/2,171百万円、営業利益/86百万円
 ②暮らしTechセグメント:売上/1,651百万円、営業利益/37百万円

・コノミーオンラインは、不動産賃貸に関わる業務をオンライン化させることができるDX(デジタルトランスフォーメーション)サービスであり、リカーリング型モデルのため、ここは今後注力していくものではないかと考える。

まとめ

ビジネスモデル図を作りながら思ったのですが、非常に秀逸なビジネス構造を作り上げられている、と思います。

それなのに、時価総額はあまり高くなく、もっと評価されてもいいのになぁ、と思ってしまいます。(やはり構造が難しいからでしょうか、、)

私は、こうやって複雑に絡み合いながら、全体の事業構造が強く、そして大きくなっていくエコシステムを築いているビジネスが好きなので、これからも応援したいと思います!!

それでは、また次回!

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