ゆめぞう

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愛に縋って、スキマを彩って

2年の時を経て同じテーマの下で作品を出せるのはきっと何かのご縁だろうし、本当にありがたいと思った。 それと同時に、他の素晴らしい作家様方と肩を並べてひとつの展示会を創り上げる以上、自分勝手なやり方で蔑ろにするわけにはいかない。呼んでいただいたからにはしっかりテーマに添えるものを出したいと思った。 だから今回は今まで通り好き勝手やらせてもらいますっていうスタンスから少し外れた。 とは言え、描きたいものを描かないとモチベが上がらないのも事実だからそこは維持したままで、今回のテ

    • 紡いだ命が幸せならそれでいい

      -------------------- ぼくはパンダ。 パンダの星で産まれて、 パンダの星で育った。 でもぼくはパンダじゃないの。 まわりのパンダと色が反対なの。 それに、考えていることもいつもみんなと反対なの。 おまけにみんなより怖がりなの。 それがばれるといじわるされるから みんなと同じになれるように ふつうのパンダを演じているんだ。 パンダの星にはなんでもあるし、なんでもある。 とっても住みやすくて、便利な星だから みんなしあわせにくらしているんだ。 だけど

      • 言葉にならない春に思いを馳せて

        「春の美しさに隠れてしまう前に。」 人と比べて嫌なことをたくさん考えすぎてしまうこと、 周りのことを気にしすぎて臆病になってしまうこと、 それ故に本当の気持ちがうまく言葉にできないことに 生きづらさを感じていました。 そんな憂いをひっくり返しながら絵を描くのが 作家としてのわたしのやり方でした。 明るい楽しい作品が印象的だねってよく言われますが、 そこにある気持ちは作り物です。 えーそれうそつきじゃん。確かにその通りだと思います。 それでも今後もこのやり方を続けていくつ

        • とりあえず元気だよ

          また人混みを避けろ!だの不要不急の外出禁止!だの言われる世の中になってきたので、生活用品の買い出しは人が多い時間帯を避けて夜遅い時間帯とかに行くことにした。 これはそのとき夜道を歩いていたら、街頭に照らされていた木陰がめちゃくちゃ綺麗だったぜ。っていうやつ 個展「アンサングスプリング」開催まであと1ヶ月ちょっととなった。 開催が決まってから今日までの出来事を振り返る。 ある時期は制作も生活も仕事もうまくいかず自己肯定感が地の底に落ちた。 人から向けられる好意とか褒め言葉が

        愛に縋って、スキマを彩って

          年明けたけど2021年を振り返ってみた。

          2021年、楽しかったかどうかはさておき、かなり自分自身と向き合うことができた1年間だったと思う。 
展示会にたくさん参加させて頂いて、たくさんの方々にわたしのことを見つけて貰えたのが本当に嬉しかった。 そして色んな作家さん達と肩を並べてひとつの展示会を作り上げることを繰り返していくうちに、いつしか自分だけの世界を造り上げたいという感情が生まれた年でもあった。 あとは環境が大きく変わり、社会人として、作家として、悩むことが本当にたくさんあった。もう正直人間辞めてやりたいっ

          年明けたけど2021年を振り返ってみた。