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海岸漂着レジンペレット拾い

🇬🇧🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿私が住んでいるのはイギリス北部スコットランドの西海岸にある人口1万人ちょっとの小さな町です。

🏖海に面した町なので、我が家から海へ出るのは徒歩5分。しかし、町のすぐ後ろに山があるため、山へ登るのも20〜30分で行けてしまう「海と山に囲まれた町」です⛰

先月、現地の学校が「Nurdle hunt」をするというので、子どもたちを連れて参加してきました!

Nurdleとは日本語で「レジンペレット」や「プラスチック樹脂粒」と訳されることが多いです。(ここでは以下、レジンペレットという表現に統一させていただきます。)

このレジンペレットは手短く言ってしまえば、直径5mm以下の小さなプラスチック粒のことです。少し説明を加えると、レジンペレットはポリエチレン 、ポリプロピレン 、ポリスチレンなどが成形される前の製品原料となるもので、この小さなプラスチックの粒子を溶かし、成型してプラスチック製品が出来上がります。そのレジンペレットが海岸や川岸などによく流れ着いているとのことで、今回は学校主催で町の海岸にどれぐらいレジンペレットがあるか見に行ってみようという企画でした。

レジンペレット拾いにやってきた地域の人たち

我が家の子どもたちも一緒になってレジンペレットを探してみること2時間……。

ちょっと飽きてきているチビ太

レジンペレットは1つも見つかりませんでした!!✨

この日は潮の向きで見つからなかったけれど、私たちの町から少し南にある隣町の海岸では1000個以上のプラスチックペレットが見つかったようで、潮の流れや満ち干き、風向きなんかによって見つかるプラスチックペレットの量は変わるみたいです。違う日に行くと見つかる可能性もあるわけですね。

このレジンペレットは言わずもがな環境問題の1つです。この小さなプラスチックの粒を海洋生物や鳥などが餌と間違えて食べてしまい、生態系を破壊してしまう危険があるそうです。しかし、実はそれだけではありません。レジンペレットは有害物質を吸収することもあるのだとか!そんな有害物質を含んだレジンペレットを食べた魚を人間が消費することによって、私たち人間にも害が及ぶと言われています。

私は日頃からなるべく使い捨てのプラスチックを避けるべく、エコバッグを使ったり、タンブラーを持ち歩いたり、野菜を買う時も袋に入っていない裸商品を買うようにしたりと意識しているのですが、もっともっと環境にできることはないかなあ、といつも思っています。こんなイベントがあると自分自身にとっても勉強になるので、また参加したいです。