共感工房 “他に適当な人がいない”

◆ 相変わらず、内閣を支持する理由として、“他に適当な人がいない”が最多らしい。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 内閣支持26.6%、過去最低水準 マイナ対応、7割評価せず―時事世論調査 ⇒ https://is.gd/OzAFVw ■

 時事通信が4~7日に実施した8月の世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比4.2ポイント減の26.6%だった。3カ月連続の下落で、5カ月ぶりに政権維持の「危険水域」とされる2割台に転落。岸田内閣で最低だった今年1月(26.5%)に匹敵する数字となった。


◆ 岸田首相は、“他に適当な人がいないから、首相をやらさせてもらっている”という感じなのですね。

 確かに、岸田首相には首相として一番大切なビジョンらしきものはない。ビジョンどころか、息子を政策秘書にして国から息子の給料をもらう類の些末な発想しかない。[ #ビジョン ]

 私の感触では、“マイナカード”云々は、それほど大げさな問題でもない。これは問題の本質というわけではなく、うまく進んでいないから、進め方を工夫すれば済む問題。

 それよりも、安倍政権の途中からは、日本人の平均賃金は下がり続け、今の日本人の平均賃金は発展途上国並みになっている。これが、実は、大問題なのです。[ #発展途上国並みの賃金 ]

 賃金が下がり続ければ、国民の生活が豊かになるはずがない。輸入物価の高騰と相まって、生活は苦しくなるだけ。


◆ むかし、池田隼人氏は“所得倍増計画”というビジョンを主張して、日本経済を立て直しました。

 池田隼人氏は、私が小学生の頃の総理大臣。詳細は知りませんが、自民党の“宏池会”を作った人とか。京都大学から大蔵省を経て、国会議員になった人。[ #所得倍増計画 ]

 岸田首相も、その宏池会出身。宏池会には、経済重視の池田氏のような大先輩がいたのに、なぜ、経済素人の安倍晋三氏の“アベノミクス”路線に固執するのか理解できない。

 今では、“アベノミクス”は完全に破綻している。経済素人の思いつき的な浅はかな発想で、為替を極端な円安方向に誘導してしまい、おかげで、国民所得も下降の一途です。


 グローバル時代の先進国では、為替が安くなって良いことはひとつもありません

 日本が発展途上国の時代なら、為替を安くし、安い賃金を武器に輸出を増やすという発想も一理ある。でも、今の時代、やみくもに輸出を増やしても貿易摩擦が深刻化する。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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