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題... 日本経済が真っ暗な感じに

◆ 私が、繰り返し強調している内容と同じ。BISに指摘されるまでもない。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 円の実力、52年ぶり低水準 ニクソン・ショック前―購買力低下、家計・企業に悪影響 ⇒ https://is.gd/BryoYS ■

 通貨としての円の総合的な実力を示す「実質実効為替レート」が、約52年ぶりの水準に低下した。1ドル=360円の固定相場制を採用していたニクソン・ショック前の1970年9月以来の低さで、日本経済の低成長を背景に他国と比べ物価が伸び悩む現状を反映する。

 同レートの低下は対外的な購買力の弱さを示しており、食料や原油など輸入品の価格高騰を通じて家計や企業に悪影響をもたらしている。

 52年ぶりの水準に低下したことについて、みずほ銀行の鈴木健吾チーフマーケットストラテジストは「これだけ日本と海外で物価の格差があれば当然の結果だ」と指摘。その上で「主要各国との経済や金融政策の違い、金利差、貿易収支を考慮すると、円の実力が低下する流れを止めるのは難しく、年内は低下基調をたどるだろう」との見方を示している。


◆ すべては、安倍政権以来の“アベノミクス”を安易に続け過ぎた結果です。

 アベノミクスも緊急措置として短期間推進するのならそれなりの効果も期待できたのかも知れませんが、あんなことを長期間やっても、ロクな結果にはなりません。[ #緊急措置 ]

 アベノミクスは“成長戦略”によって古い日本の産業構造を新しくするという発想だったのだと思いますが、現実にやったのは“異次元の金融緩和”と“積極的な財政出動”だけ

 せっかく小泉純一郎氏と竹中平蔵氏が取り組んでいた“構造改革”の流れを、安倍晋三氏と麻生太郎氏が構造改革とは反対方向に舵を切ってしまいました。[ #構造改革 ]

 私は、アベノミクス当初から、安倍晋三氏・麻生太郎氏・黒田日銀総裁を経済の“三バカトリオ”と揶揄して糾弾していたのですが、残念ながら、世間に伝わりませんでした。(→ 注1)


◆ 実は、私は、1990年前後に数年間韓国の大学に語学留学していました。

 日本の大学卒業後10年間ほどはコンサル企業に就職し、その間に貯えたお金を株式投資などで増やして、留学資金を賄うことができました。[ #海外留学 ]

 留学には学費の他にも生活費などにそれなりのお金もかかります。でも、私の場合、円高の最中だったので、意外と安上がりに留学もできました。

 海外留学はことばだけでなく、その国の文化全般を理解し、為替の感覚が実感で理解できるようになる。円安では、日本の若者はそんなグローバルな取り組みがしにくい。

 今の円の価値では、そんなことは夢物語になりました。日本の若者が国際感覚を磨くには、海外に出稼ぎに行くしか手段がなくなってきた感じ。[ #海外に出稼ぎ ]

 それどころか、円高時代にはベトナムなどのアジア諸国から意欲的な若者が日本に出稼ぎに来てくれていましたが、それも、円の価値が下がれは期待できません

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●(注1)  “三バカトリオ”については、2022.06.14のブログ 『役割を放棄した日本銀行』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3uEStvw ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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