題... “技術者”養成の大切さ
◆ 的を射た指摘だと思います。
~~< 以下 引用 >~~ ■ 日本が製造強国なのは「優秀な技術者」がいるから。そして中国には「決定的に不足」=中国メディア ⇒ http://bit.ly/31ip8Hi ■ 製造大国から製造強国を目標にしている中国だが、目標の実現には最も重要なものが欠けているという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本は製造大国から製造強国になれたのに、なぜ我々にはできないのか」と題する記事を掲載した。 日本はレベルの高い技術者が多いようだ。ある統計によると、日本の工業労働力全体のうち、優秀な技術者が40%を占め、ドイツでは50%を占めるが、中国にはわずか5%しかいないという結果になったという。さらに驚くのが、この数字は「30年前と変わっていない」ことだ。 なぜ日本のように優秀な技術者を育成できないのだろうか。これは、中国の学歴社会の弊害だと記事は分析。中国では製造業や技術者に対する偏見があるため、優秀な学生を技術分野に取り込むのが難しいという。 それで記事は、「制度文化ゆえに中国の技術者は存在感に欠け、社会も相応の尊厳と地位を与えていない」と指摘。企業内でも技術屋は評価されず、待遇も良くないため、技術者がますます減っていくのだと論じた。
◆ 日本は、一貫して“技術者”を養成する方向でやってきました。
このコラムが主張している“技術者”が何のことなのか(技術者の定義?)もうひとつはっきりしませんが、言いたいことは何となくわかります。[ #技術者 ]
それは、私が、以前に、“日本のビジョン”で指摘した問題意識と似ている。(→ 注1)
~~< 以下 引用 [ 技術の本質に関して ⇒ http://bit.ly/2TB6JS9 ] >~~ ところで、私は、ものづくりの原点は人だと思う。人と言っても漠然としているが、「人」は「技術」ということばに置きかえることもできる。 どんな高度な機械や装置も「ちょっとした治具」や「扱い方のコツ」などを身につけた「人」がいなければ、本来の機能は発揮しない。そんな部分のことを、私は、「技術」と呼んでいる。 農林業にしても一般的製造業にしても、それぞれの分野で技術が大切で、ほとんどの生活関連のものづくり分野で日本の技術は最先端だ。 そして、技術は、学校で短期間習っても基礎的なことが身につくだけで、結局は、毎日の反復練習や仕事を通じてのみ獲得可能という性質がある。
これは、私が、日本がこれからめざすべき“技術貿易立国”に関連して技術者の養成の重要性を指摘した部分の一節です。[ #技術貿易立国 ]
中国のメディアがそのことに気づいたとは、中国人もあなどれません。
もちろん、私が主張している技術志向の国づくりは、日本だけの専売特許ではありません。やりたければ、誰がやってもいいい。相談があれば、私も協力したいほど。
ただし、これは、日本人の国民性や気質までも想定して構想したビジョンなので、他の国の人々がマネをするのは容易ではない。できなくはないが、時間がかかる。
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●(注1) 日本のビジョンついては、2007.2.24のブログ『生活文明郷-ビジョン』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2TB6JS9 ]
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